2021年は60試合で打率0.217、8本塁打、21建、OPS(出塁率+長打率)0.663に終わり、今年は89試合で打率0.224、9本塁打、27打点、OPS 0.732にとどまった。
加入初年度に新型コロナウイルスの影響で入国が遅れ、シーズンをしっかり準備できなかった不運はあった。それでも、今年は春季キャンプから着実に準備を積んだはずだったが、反騰はなかった。
シーズン前半戦は一時期1割台の打率に落ち込むなど不振が続き、2軍でくすぶる時間が多かった。それでも、後半戦の8月には21試合で打率0.328(61打数20安打)、4本塁打、13打点、OPS 0.974を記録。日本で2年間プレーしたなかで最も良かった時期だった。
ただ、9月以降は14試合で26打数2安打、打率0.077にまで墜落。ポストシーズンも3試合いずれも代打と、まともな出場機会を与えられず。結果も3打数無安打と振るわなかった。
日本のメディアはロハスのアメリカ帰国のニュースを伝え、「韓国プロ野球での活躍を前面に出して阪神に入団したが、2シーズンで打率2割とまともな結果を残せなかった」と言及。ロハスも「厳しい状況でもチームはクライマックスシリーズまで進出した。しかし、個人的には満足のいくシーズンではなかった。チームの期待に応えられず申し訳ない」とコメントした。
阪神がロハスと再契約する可能性はほとんどない。新たに阪神を率いる岡田彰布監督は、来季の外国人選手について「5~6人でいい」と少数精鋭の方針を明かしている。具体的には外野手2人、投手2~3人と伝えた。
また、右打ちの外野手を望んでいることも明かした。ロハスはスイッチヒッターだったが、韓国時代も右打席よりは左打席で結果を残していた。
ロハスは韓国時代、KTウィズでプレーした4シーズン(2017~2020年)で打率0.321、132本塁打、409打点を記録した。2020年には打率0.349、47本塁打、135打点を記録し、レギュラーシーズンのMVPにも輝いた。
仮にロハスが韓国プロ野球に復帰するためには、保留権を持つKTと契約しなければならない。韓国復帰を目指すのか、アメリカで新しいチャンスに挑戦するのか。彼の未来は一体どうなるのだろうか。
(記事提供=OSEN)