一般人と結婚した芸能人の名前はイ・ジフン。今年で43歳になる彼は、1996年に歌手として芸能界デビューした後、演技やバラエティなど多方面で活躍する“マルチエンターテイナー”として活動を続けている。
そんなイ・ジフンが入籍を発表したのは2021年6月。当時は事務所を通じて、「花嫁は日本国籍の1993年生まれの一般人で、9月に結婚する」と伝えた。発表後、お相手の日本人女性が名門・延世(ヨンセ)大学出身で韓国語通訳・翻訳家として働くミウラ・アヤネさんであると明かされた。
実に14歳差の夫婦となったイ・ジフンとアヤネさんには多くの注目が集まったが、気になるのがその馴れ初めだ。2人は入籍発表翌月の7月に出演したバラエティ番組で、出会いから結婚までの歩みを明かしている。
小学生の頃に韓国ドラマを通じてイ・ジフンの存在を知ったアヤネさん。「あの時から王子様だった」と“一目惚れ”出会ったことを明かした彼女は、そのときから韓国語の勉強を始め、高校でTOPIK(韓国語能力試験)最上級の6級を取得するなど熱心な姿を見せた。
その後、大学入学のために韓国へと渡ったアヤネさんは、現地でイ・ジフンが出演したミュージカルを見に行った際、打ち上げの席でイ・ジフン本人と偶然出会うことに成功。それが初対面となった2人は、アヤネさん側の猛アタックもあって交際がスタートした。
そして、ある記念日に2人だけのパーティを楽しんでいたところ、アヤネさんがプレゼントとともに婚姻届を渡しプロポーズ。これにはイ・ジフンも「決心してくれたことがすごい。もしかしたら気持ちが変わって逃げられるかもしれないと思って私も決心した」と当時の心境を語っており、こうして2人は年齢と国境の壁を越えて結ばれることになった。
そんなイ・ジフンとアヤネさん夫婦は現在、イ・ジフンの両親のほか、兄夫婦や姉夫婦など計18人が入居している5階建ての新居で新婚生活を送っている。アヤネさんの立場としてはいわば“嫁入り”したわけだが、アヤネさん本人は「友達や姉妹、母が多くなった感じ?不便なことはあるけど、それは近くに住んでも遠くに住んでも同じ。夫の家族も自分の家族と思えばそれほど大変ではない」と、良い関係性で過ごしているようだ。
アヤネさんのようなケースがとても稀であることは確かだろう。とはいえ、彼女も偶然のきっかけからゴールインまでたどり着いただけに、今後も予期せぬ出会いから芸能人と結ばれる“成功したファン”が登場するかに注目してみたい。
(文=サーチコリアニュース編集部H)