「結婚して申し訳ありません…」婚前カップルが自虐するしかない韓国の過酷な“結婚状況”

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韓国内の結婚情報会社デュオが20~30代の未婚男女300人を対象に、「結婚式の招待状が届いたとき出席するか」についてアンケート調査した結果、56%が「参加しない」と答えた。

こうした情勢下で結婚を控えていた夫婦を対象に、「キョルソンハムミダ」という新造語まで生まれた。これは「キョロン(結婚)」+「チェソンハムミダ(申し訳ありません)」を合わせた言葉で、「結婚して申し訳ない」という意味だ。こんな情勢下で結婚することに負担を感じている夫婦が多いことを意味している。

「結婚して申し訳ない」と自虐した画像

結婚式に関する受難は他にもある。韓国ではコロナ対策として、ソウルなどの首都圏において、第4段階の最も厳しいレベルの規制措置がとらえている。その結果、結婚式の参加人数は49人に制限されている。

せっかくの人生の門出を国が抑制する事態には不満を抱く夫婦も多く、去る8月には、結婚式を控えた夫婦が「結婚式場の面積と条件を考慮せずに無条件に49人?」「公平性を考慮して結婚式人数制限を変更せよ」という電光掲示板を搭載したトラックで、ソウル市内を周回するというデモまで起こした。

デモを決行したのは、新婚夫婦が自発的に集まった団体「全国新婚夫婦連合会」のメンバー夫婦。この団体は、去る7月に結成され、すでに3000人を超える結婚式を控えた新婚夫婦が加入している。

結婚式は新婚生活のお披露目でもある大切なものだ。たしかに密になりやすいが、対策をしっかりとすることを前提に、もう少し規制を甘くしてもいいのではないかと思うが…。

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