9月8日、埼玉県鶴ヶ島市内の老人ホームで煮物などを食べた50~80代の男女25人が下痢や腹痛を訴えるなど、食中毒の被害にあい、食事を提供していた業者は3日間の営業停止処分となった。
まだまだ熱い時期だけに、食材が傷みやすいためちょっとした警戒心をもつのは大事だ。
一方、お隣・韓国では過去10年の間でもっとも食中毒被害が多く、7月末まで全国で発生した食中毒事故は220件、3300人が食中毒の診断を受けた。
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専門家は、「今年の夏は低気圧の影響を多く受けたうえ、秋梅雨まで重なり、湿度が高くなったのが原因」と指摘している。
特に問題となったのが、韓国内で有名な韓国のりまき(キムパプ)専門店「清潭洞 魔女キムパプ」での集団食中毒であり、フランチャイズ店である「清潭洞 魔女キムパプ」の城南市・盆唐地域にある2つの支店から被害が出た。この2店舗では事件前後の5日間の間に販売された4200本以上のキムパプが販売されていて、これを食べた人は1000人に達するとみられている。
「清潭洞 魔女キムパプ」は大手フランチャイズでもあり、加盟している韓国のお笑い芸人夫婦が謝罪する事態にもなった。
同店舗での食中毒の原因はいまだ特定されていないが、韓国メディアでは、汚染卵が影響だと大々的に報じているが、現場で検証された卵からは別段菌を確認できたわけではない。
そのため、一部、養鶏場では一方的に悪と断言されている事態に苦言を呈す事態にもなっている。実際、韓国ネット民の間では、「不衛生な食品管理の結果だろう」、「日本と違って酢飯を使って居るわけではないのも大きいだろうな」など、多様な意見が交わされている。
日本でも10年前に「焼肉酒家えびす」による集団食中毒事件があった。衛生対策を完璧にするのは難しいが、「手を洗う」、「加熱する」などできる限りの対策はするべきだろう。
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