「最近、首都圏内の深夜タクシー使用についてどれくらい体感しているのか」という質問には、24.2%が「非常に不便」と答え、38.1%が「多少不便を感じている」と答えた。
また、「深夜にタクシーを捕まえられずに経験したエピソードがあるか」についての質問には、31.3%が「地下鉄など公共交通機関運航時まで待機」、30.4%が「追加費用を支払って、大型または高級タクシーを呼び出したことがある」と答えた。
なかには、「自転車やキックボードなどを利用」(11.5%)、「友達と一緒に近くの宿泊施設利用」(8.9%)したことがあると答えた人もいた。
深夜タクシー難民が増えた原因の一つには、タクシードライバーの離脱やタクシー業界の高齢化、そして劣悪な雇用状況が主な理由と考えられている。
「タクシードライバーの若い層流入がなぜないと思うのか」という問いに対しては、社会的認識(31.9%)や劣悪な勤務条件(29.8%)などが主な理由に挙げられている。
ちなみに、韓国でのタクシードライバーの深夜(22時~翌日2時)運行時の費用を差し引いた純収入については、10人中9人が少なくとも最低賃金(9160ウォン)の1.5倍から2倍以上を純収入に持っていくのが合理的で、1時間あたり1.5万ウォン(35.5%)、2万ウォン(31.4%)、1万ウォン(12.8%)、2.5万ウォン(11.8%)、3万ウォン以上(8.4%)の順で適正だと答えた。
こうした状況が続いた結果、タクシー業界へのクレーム増加に繋がっているわけだ。
実際、直近4年間に韓国消費者相談センターに寄せられたタクシープラットフォーム関連の消費者不満(483件)のうち、34.4%は「ボッタクリ料金」(166件)であり、17%は「キャンセル料」(82件)であることがわかった。
つまり、クレームの大半が料金関連になっている。
タクシー業界に逆風が吹き続ける韓国。状況が好転することはあるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)