韓国には「マウル(村)バス」というバスが走っている。これは、一般路線を走るバスが走行しない道を運行するコミュニティバスだ。
深夜帯にも運航するバスであり、夜10時以降は安全のために停留所以外でも停車してくれる。しかし、深夜帯にも走り続けるバスであるだけに、運転手にかかる負担は通常のバスよりも大きいようだ。
最近、韓国のとあるオンラインコミュニティに投稿された記事では、「夜11時30分だけど、バスの車内で『ズルズル』って音が聞こえたから、周りを確認したらバスの運転手だった」という投稿とともに、信号待ちの間にインスタントラーメンを食べる運転手の姿を写した写真が投稿された。
また、「どうやら休憩所でラーメンを買って搭乗したようだ。コミュニティバスの運転手の待遇はこんなに劣悪なのか。もっと気軽にご飯が食べられるよう、待遇を改善してあげて欲しい」と訴えていた。
この投稿に、韓国ネット民からは「ご飯を食べる時間もないのは大変」と運転手に一定の理解を示しながらも、「どんなに環境が悪くてもこれはない」「乗客の安全より優先すべきことはない。処遇改善は必要だが、行為時代は懲戒もの」など、批判の声も多く挙がっていた。
実際、深夜の運転は予想以上の重労働だ。無理に運転されるくらいなら休憩を挟んでもらう方が安心できるのだが、簡単ではないだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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