“尿ビール”で中国はランクダウン…昨年「約84億円」分の日本ビールを輸入していた韓国

2024年02月27日 社会
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タレントのフィフィが韓国を「仮想敵国」と表現するなど、現在も友好状態にあるとは言えない日韓関係。

【画像】韓国で“日本のコンドーム”がまさかの売上1位に

去る2月22日の“竹島の日”には、韓国外務省の報道官が「“独島”は、歴史的、地理的、国際法的に明白な韓国固有の領土であり、日本政府は不当な主張を直ちにやめて、謙虚な姿勢で歴史を直視しなければならない」という声明を発表した。音楽、ドラマ、映画など、韓国カルチャーが日本で市民権を得ているとはいえ、両国の溝の深さは非常に根深いといえるだろう。

不仲とは言え、韓国が莫大な量を輸入している日本製品も存在する。それはビールだ。

今年1月17日、韓国関税庁が発表した貿易統計によると、2023年の日本ビール輸入額は前年比283.3%も増加した5551万6000ドル(約84億円)で1位になったという。

日本のビール輸入額が1位になったのは、2018年以来、5年ぶりのことだ。2019年7月、日本政府が韓国への半導体輸出規制措置を実施して以来、日本ビールの輸入量は急速に減少していた。

しかし昨年、日韓首脳会談などを契機に国家間の関係が改善されたことで、半導体輸出規制措置後に起きた日本ビールの不買運動も沈静化。スーパーマーケットやコンビニの店頭から消えていたアサヒ、サッポロなどの日本ビールが、再び定着しているのだ。実際、昨年5月に韓国でアサヒスーパードライ・生ジョッキ缶の発売が開始された際には、多くの人が店頭に行列を成したほどだ。

NOジャパン
ネット上で拡散された日本不買運動のロゴ

一方、2022年に1位を記録した中国ビールは3位へとランクダウンしている。背景には、昨年10月に青島ビールの工場で起きた、原料コンテナへの“放尿”事件が影響しているようだ。

なお、昨年のビール輸入額を輸入国別にみると、日本以降は、オランダ(3356万4000ドル)、中国(3016万3000ドル)、アメリカ(1693万9000ドル)、ポーランド(1372万ドル)の順となった。

2位のオランダに1.5倍以上の差をつけている日本ビール。不買運動が終わったことで、これからも勢いは続きそうだ。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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