韓国が領有権を主張する「独島(ドクト、竹島の韓国呼称)」と関連した設問が、2025年度の大学入試にも出題されていたことがわかった。
これは、11月19日に慶尚北道と慶北教育庁が明らかにした。
独島関連の問題は、11月14日に行われた今回の大学修学能力試験(修能)を含め、過去10年間(2016~2025学年度)、韓国地理科目で2018年と2021年を除き、毎年出題されている。
今回出題された韓国地理の第1問では、韓国の極西(平安北道・龍川郡の馬鞍島)、極東(慶尚北道・鬱陵郡の独島)、極南(済州特別自治道・西帰浦市の馬羅島)の衛星画像、緯度・経度、面積に関する情報を提示し、韓国の領土や領海に対する理解を問う内容だった。
独島は韓国の「極東」に位置するため、韓国の領域において重要性が非常に高いといえる。
独島関連の問題が頻出している理由について、慶北教育庁の関係者は「最近の修能で独島に関する問題の出題頻度が高いのは、独島への継続的な関心と独島教育の活性化を目指す、教育部および自治体の様々な努力が反映された結果だと考えられる」と述べた。
イ・ギョンゴン慶北道海洋水産局長は「最近、日本政府は自国の領土主権の主張を拡大するために、領土主権展示館のリモデリングを進めており、基礎自治体である隠岐の島町では中学生を動員して歪曲された独島領有権集会を開催した」と話した。
続けて「このような状況の中で、修能で独島関連の問題が出題されたことは意義深いことだ」とし、「独島守護重点学校への支援や独島教育の活性化のために、教育庁と協力していく」と表明した。
政治的な解釈は置いておくとして、韓国においては大学入試に挑む受験生にとっても独島の存在感は大きいようだ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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