やっぱりK-POPアイドルは例外だった…韓国の20代、肥満・飲酒・運動不足が男女ともに悪化の調査結果

2024年12月04日 社会
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韓国国民の健康状態に関する統計で、特に20代の数値がこの10年間で悪化していることが明らかになった。

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韓国の疾病管理庁は12月3日、「国民健康栄養調査」の結果を発表した。

それによると、過去10年間(2014~2023)にわたり、韓国の成人(19歳以上)男女は「高血圧」や「糖尿病」の比率に大きな変化はないが、「肥満」や「高コレステロール血症」が増加した。

まず「肥満」(BMI 25以上)は、男性は2014年37.8%から2023年45.6%に増加した。女性も同様に、23.3%から27.8%へと増加している。

また、「高コレステロール血症」(8時間以上の空腹状態で血中総コレステロール値が240mg/dL以上、またはコレステロール低下薬を服用している割合)も、男性11.0%から19.9%に、女性11.9%から21.4%と大きく増えていることがわかる。

「高血圧」が男性23.8%から23.4%、女性16.4%から16.5%、「糖尿病」が男性11.2%から12.0%、女性7.5%から6.9%と、ほとんど変化していないことを踏まえると、韓国国民の健康状態は10年間で全体的に悪化したといえるかもしれない。

ほとんどの数値が悪化した20代

韓国の若者
(写真=サーチコリアニュース)

特に心配なのは、20代だ。10年前に比べて、ほとんどの数値が悪化している。

まず、20代男性は「肥満」が2014年は32.0%だったが、2023年は43.9%に大幅に上がっている。20代女性も同様で、2014年の15.0%から2023年には22.1%を記録した。

また、「糖尿病」も20代男性は2014年0.5%から2023年2.7%に悪化(20代女性はデータなし)。「高コレステロール血症」も10年間で、男性1.1%から2.8%、女性1.6%から3.7%へと、それぞれ倍増している。

「高危険飲酒」(過去1年間における1回あたりの平均飲酒量が男性で7杯以上、女性で5杯以上であり、週に2回以上飲酒する割合)も20代の男女ともに上がった。男性は14.6%から15.4%に、女性は8.9%から10.3%に増加した。

20代の運動不足も見逃せない。「身体活動非実践」の項目を見ると、男性は20.2%から30.4%、女性は35.9%から37.5%へと増加している。

そして「脂肪エネルギー摂取」も、男性26.2%から28.8%、女性24.6%から30.1%となっている。

20代については、ここ10年間で改善されたのは、「高血圧」(男性3.3%から2.8%、女性データなし)と、男性の「現在喫煙」(34.8%から28.8%、女性は8.9%から12.1%に上昇)だけだ。

データをそのまま解釈すると、韓国の20代は10年前に比べて飲酒量が増え、運動不足で、肥満の人が多いということになるだろう。

この結果について、韓国のオンライン上では「20代男性の肥満率が43.9%?驚きの高さ」「ホンスル(一人酒)の影響でお酒から抜け出せなくなっているのだろう」「テレビでもYouTubeでもお酒を飲むコンテンツばかり見ているから」「若者は大変と聞くが贅肉が増えるのか」といったコメントが寄せられた。

20代で健康が悪化すると、50代以降に慢性疾患に苦しむ可能性が上がるため、早急な対策が求められている。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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