着陸中に火災が発生し多数の死者を出している韓国の航空事故。
事故を起こした航空会社は、全羅南道の務安(ムアン)国際空港に定期便を就航してから、わずか21日で惨事に見舞われたことがわかった。
本日(12月29日)午前9時3分(消防への通報基準)、務安空港で181人を乗せた旅客機が着陸中に滑走路を逸脱し、フェンス外壁に衝突した。この航空機はタイ・バンコク発のチェジュ航空7C2216便で、滑走路外壁に衝突し、機体が半壊、さらに火災が発生した。
韓国消防庁によると、少なくとも62人が死亡し、2人の生存が確認された。現在も救助活動が続いている。ただ、全羅南道消防本部が韓国空港公社務安空港管理棟で航空機の搭乗者家族を対象にブリーフィングを開き、「181人のうち2人が生存しており、残りの179人は全員死亡したと推定される」と明らかにしたと報じられている。
乗客は計175人で、国籍別では韓国籍が173人、タイ国籍が2人だった。
同日、業界によると、チェジュ航空は12月8日から日本・長崎、台湾・台北、タイ・バンコク、マレーシア・コタキナバル、済州への定期便運航を開始したばかりであったことがわかった。
事故機である7C2216便は週に4回、バンコクと務安を往復していた。
チェジュ航空は2018年4月に務安空港へ初めて就航したものの、定期便運航は今回が初めてだった。務安空港が開港から17年目にして初めて毎日運航の国際線を開始したのに伴い、チェジュ航空も12月から国際路線を運営し始めた。
チェジュ航空は公式ホームページで「今回の事故に対し、全力を尽くします」と表明し、「ご心配をおかけして申し訳ありません」と謝罪した。
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