日本では大規模な不祥事が発覚し、有名テレビ局が揺れている。
【注目】「本当に腹が立つ」と書いた2カ月後に…気象キャスターの日記
韓国でも昨年9月に突然この世を去ったMBCの気象キャスター、オ・ヨアンナさんの死因が職場での壮絶な嫌がらせだったとの疑惑が最近になって浮上し、波紋を呼んでいる。
この事件を受け、韓国内では「オ・ヨアンナさんはフリーランスという立場の弱さが原因で亡くなった」と考える人も多く、同様の事件の再発を防ぐために、フリーランス労働者の処遇改善を求める声が高まっている。
市民団体「職場パワハラ119」は最近、フリーランス労働者を対象にアンケート調査を実施した。その結果、17.9%が「違法なフリーランス契約」を結ばされたことがあると回答した。
同調査では、回答者の27.4%が求職活動中に「フリーランス契約書」を作成した経験があり、そのうち65.3%が、実際には雇用主の指示・命令を受けながら働いていたと答えた。
さらに、フリーランス契約を結んだ人のうち55.1%は、最低賃金や4大保険などの労働法が適用されないことを認識していたことがわかった。
こうした結果に、韓国内では「これが韓国の放送局の実態」「事件を起こしたMBCは廃局しなければならない」「フリーランス労働者は確かに弱い立場だが、それは正規職もだ。地獄の国だよ、ここは」など、厳しい意見が多く上がった。
表舞台は華やかでも、その裏には過酷な現実がある。今回の事件を契機に、フリーランス労働者の待遇改善が進むのか、今後の動向が注目される。
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