麻薬類を取引しようとしたが未遂に終わった疑いが持たれている韓国与党「国民の力」のイ・チョルギュ議員の息子が、事件発生から約4カ月後、警察に検挙されたことが明らかになった。
警察関係者は3月4日、警察庁国家捜査本部の定例ブリーフィングで、イ・チョルギュ議員の30代の息子であるイ氏の事件について、「最初の事件は昨年10月29日に112番通報が受理された」とし、今年1月3日にイ氏の身元を特定し、2月25日に逮捕状を発付して逮捕したと説明した。
事件通報から約4カ月、身元が特定されてから53日後にようやく逮捕が行われたことになる。
一部では、身元が特定されてから実際に逮捕されるまで50日以上かかったことについて、「警察がイ氏の検挙に消極的だったのではないか」との疑惑が提起されている。
これについて警察は、「一般的な麻薬事件ではすぐに検挙することもあるが、補強捜査を行い、共犯者がいないかも確認しなければならない」とし、「通信捜査なども並行して行ったため、分析に時間がかかった」と説明した。
イ氏は逮捕後に行われた簡易検査では陰性反応が出た。これを受け、警察はイ氏の尿と毛髪を採取し、国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼している。一般的に、毛髪検査は髪の長さによって3~6カ月、尿検査は1週間以内の使用履歴を確認できるとされている。
また警察は、「イ氏が過去に大麻吸引の疑いで摘発された前歴があるのか」という質問に対し、「不起訴処分となった記録がある」としつつも、「不起訴処分は検察が決定するものなので、詳細については答えるのは適切ではない」と言葉を濁した。
さらに、警察はイ氏の共犯の疑いがある2人を立件し、その他1人についても追加捜査を行っていると明らかにした。
現在、ソウル瑞草(ソチョ)警察署は、麻薬類管理法上の大麻受領未遂の疑いでイ氏を不拘束のまま捜査中だ。
イ氏は昨年10月、ソウル瑞草区のある建物の花壇で液状大麻を「投げ渡し」の手法で受け取ろうとし、共犯の知人2人と共に未遂に終わった疑いが持たれている。「投げ渡し」とは、売人が指定した場所に麻薬を隠しておき、購入者がそれを探して受け取る取引手法の一種だ。
警察の階級で2番目に高い治安正監(京畿警察庁長)を務めた経歴を持つイ・チョルギュ議員は、息子が立件された事実を報道が出るまで知らなかったという立場を示している。
彼は3月1日、『聯合ニュース』との電話取材で「息子が不祥事に関与し、大変申し訳ない」とし、「警察の捜査に誠実に協力するようにさせる」と述べた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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