飲酒運転と違法宿泊業の容疑で裁判にかけられた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘ムン・ダヘ氏が1審で罰金刑を宣告された。
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4月17日、ソウル西部地裁・刑事5単独のキム・ヒョンソク部長判事は、道路交通法違反(飲酒運転)・公衆衛生管理法違反の容疑で在宅起訴されたムン氏に罰金1500万ウォン(日本円=約150万円)を言い渡した。
裁判部は「証拠に照らしてみると、公訴事実のすべてが有罪と判断される」とし、「被告人は飲酒運転を行っており、3カ所で申告せずに宿泊業をしたため罪質が軽くなく、血中アルコール濃度も高く、宿泊業の運営が長期間であることは不利な事情だ」と判断した。
ただし、「被告人が過ちを認めて深く反省していると見られ、この事件以前に刑事処罰を受けた経歴がない点を有利な事情としてすべて参酌する」と、量刑の背景を明らかにした。
これに先立ち、検察は先月20日の初公判でムン氏に懲役1年を求刑した。
検察は「事件当時の血中アルコール濃度が高く、飲酒運転によって人身・物損被害を伴う交通事故を発生させた点、公衆衛生管理法違反と関連して5年間に3カ所で約1億3600万ウォン(約1367万円)の収益を得た点などを考慮してほしい」と求刑理由を明らかにした。
ムン氏は昨年10月5日午前2時51分頃、飲酒状態で乗用車を運転していたところ、ソウル龍山区梨泰院(ヨンサング・イテウォン)のハミルトンホテル前で車線を変更する途中、後続のタクシーと衝突した疑いが持たれている。
当時、ムン氏の血中アルコール濃度は0.149%で、免許取り消しレベルだった。
また、本人所有のソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)のオフィステル、2021年に購入した永登浦区楊平洞(ヤンピョンドン)のヴィラ、済州道翰林邑挟才里(チェジュシ・ハンリムウプ・ヒョプチェリ)所在の別荘で、違法宿泊業を運営した疑惑もある。
一方、ムン氏はムン前大統領の“婿特恵採用疑惑”と関連しても告発され、立件された状態だ。全州(チョンジュ)地検は、ある市民団体が昨年ソウル鍾路(チョンノ)警察署に提出した告発事件を、今年2月に移送されて受理し捜査中だ。
(記事提供=時事ジャーナル)
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