韓国では毎年のように、時勢を反映した新たな造語が次々と誕生する。
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“地獄のような国”を意味する「ヘル朝鮮」、貧富の差によって人を区別・分類する「スプーン階級論」などがその例だ。
韓国旅行に行くために韓国語を勉強したとしても、現代人が口にする造語は常に更新されているだけに、とっさの状況で理解できないことも多々あるだろう。
実際、一部の専門家は、韓国文化を学ぼうとする外国人が増加傾向にあるなか、過度な新造語使用が外国人の標準的な韓国語の習得と使用を妨げていると指摘している。
特に新造語の中でも、既存の単語と同じ意味を持つ単語は、外国人学習者をより混乱させて注意が必要である。
また、国立国語院によると、2005~2006年に使用された新造語938個のうち、10年後の2015年までに合計20回以上、年平均1回以上媒体で使用された単語は250個(26.6%)に過ぎないことがわかった。
つまり、新造語10個のうち7個は10年以内に消滅したということだ。
こうした状況に、韓国国内では「正しい言葉というのも結局、権力が定めるもの」「最近の言語破壊現象は深刻」「最近の若い子が話す言葉はわからないのが多い」など、「ついていけない」というような意見が目立った。
新造語は若者を中心に広まっていくものだが、定着するものはわずかだ。むしろ、時勢を知るうえでは新造語に積極的に触れてみるのも良いかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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