急騰する株を購入していたLGグループ先代会長の長女夫婦、市民団体が告発「未公開情報を利用した」

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LGグループの先代会長である故ク・ボンムの長女ク・ヨンギョンLG福祉財団代表と、夫のユン・グァンBlueRun Ventures(BRV)代表が資本市場法違反などの容疑で告発された。

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市民団体「民生経済研究所」は10月25日、ソウル南部地検にク代表とユン代表の夫婦を資本市場法違反などの疑惑で告発したと発表した。

団体は告発状を通じて、ユン代表が直接投資を決定した法人の株価上昇を予見し、ク代表に株式を購入させ、ク代表は未公開情報を利用して私的な利益を得る目的で株式を購入したと主張した。

これに先立ち金融委員会は10月初め、この夫婦を資本市場法違反の疑いで検察に通報していた。当局は、ク代表が昨年、コスダックのバイオ企業A社の株式3万株を取得し、未発表の投資誘致情報を活用したと見ている。

A社は、希少心臓病の治療薬などを開発している会社だ。2023年4月19日、BRVキャピタルマネジメントから第3者割当増資を通じて500億ウォン(約54億6000万円)を調達したことを発表したが、投資を決定した人物がBRVの最高投資責任者であるユン代表だった。発表後、A社の株価は1万8000ウォン水準から一時、5万ウォン台まで急騰した。

ク・ヨンギョン代表
(写真=LG福祉財団)ク・ヨンギョン代表

団体は、ク代表が社員にも株式購入を勧め、一部の社員が実際に購入したと主張。「未公開情報を利用した株式購入と勧誘行為によって、資本市場の核心である公正性、透明性、信頼性を侵害した」と指摘した。

また、「財団の職員たちが株式を購入した経緯や日付、差益なども明らかにする必要がある」とし、「母親や兄弟の口座も調査し、名義借りによる購入がないか確認すべきだ」と求めた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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