韓国の中学生、コンピューター活用能力で世界1位!しかし「自信」は意外と低いという結果に

2024年11月13日 国際 #世界ランキング
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韓国の中学生がコンピューター活用能力で世界1位であるとの調査結果が発表された。

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オランダに本部を置く国際教育到達度評価協会(IEA)が、2013年から5年ごとに実施している「国際コンピューター・情報リテラシー調査(ICILS)2023」の結果を11月12日に発表した。

これは34カ国、5299校、13万2998人のコンピューター活用能力を測定したもので、韓国からは152校の中学2年生3723人が参加した。

個人がコンピューターを用いて資料を調査・作成・伝達する能力を評価する「コンピューター・情報リテラシー(CIL)」では、韓国の生徒が平均540点を獲得し、参加国(32カ国)中で1位となった。

2位はチェコ(525点)、3位はデンマーク(518点)、4位は台湾(515点)、5位はベルギー(511点)という結果だ。国際平均は476点だった。日本は参加していない。

また、個人が実生活の問題をコンピューターのプログラミングで解決できる能力を評価する「コンピューティング思考力(CT)」評価では、韓国の生徒が平均537点を記録し、参加国(22カ国)中で台湾(548点)に次ぐ2位にランクイン。

3位はチェコ(527点)、4位はベルギー(509点)、5位はデンマーク(504点)で、国際平均は483点だった。

パソコン
(写真=Pexels)

韓国の中学生はコンピューターの活用能力が非常に優秀である一方で、国際的に見ると「自信がない」ということも判明した。

文書の作成・編集やインターネット情報の検索など一般的な応用プログラム使用に対する自己効力感で、韓国の生徒は平均47点にとどまり、国際平均の50点を3点下回った。さらに、ウェブページの作成・編集といった専門的なアプリケーションの使用に関する自己効力感も平均49点で、国際平均の50点を下回った。

韓国教育部のコ・ヨンジョン責任教育政策室長は「コンピューター・情報リテラシーとコンピューティング思考力は、デジタル時代を生きる生徒にとって必要な核心的な能力であるため、公教育の中でこれを育む機会をさらに提供するべきだ」と述べた。

続けて「来年からデジタルリテラシーを強調した『2022改訂教育課程』と、生徒個別の学習支援のためのAIデジタル教科書が導入されるため、生徒がデジタル機器を正しく安全に活用できる能力を備えたデジタル市民として成長できるよう積極的に支援していく」と明らかにした。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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