日本の「領土・主権展示館」が4月にリニューアルオープンされることについて、韓国が敏感に反応している。
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竹島(韓国名・独島)を自国の領土と主張する日本への批判の声だ。
東京の虎ノ門にある「領土・主権展示館」は最近、4月にリニューアルオープンすると発表した。これまでのパネル中心の展示施設から「体験型・体感型の展示施設に大きく生まれ変わる」という。
リニューアルを知らせる動画も制作された。その動画では、竹島や北方領土について「古くから人々の暮らしや営みが紡がれてきた日本の領土」とし、「国際情勢が厳しさを増すなか領土について改めて考えるために」とリニューアルの意義が語られた。
また、「竹島の島根県編入の契機となった経済活動(1904年頃)」とし、アシカ漁のイメージ画像も使用された。
これを受けて、韓国の社団法人「独島サラン運動本部」が反発の声を上げている。この団体は「独島はすなわち大韓民国であり、独島を失えば国を失う」とのスローガンに掲げている。
チョ・ジョンチョル事務局長は「最近、日本は坂井学領土担当官による領土・主権展示館のリニューアルオープン計画の発表、『竹島の日』20周年の規模拡大開催などを通じ、独島に対する歴史歪曲を進めるだけでなく、侵略の野心を強めている」と述べた。
チョ事務局長は、「4月には虎ノ門の領土・主権展示館内の竹島展示館も体験型施設へとリニューアルし、独島が日本領であると国内外に宣伝する計画だという。これはもはや厚かましさを超え、恥知らずな行為だ」と批判した。
韓国側の強い反発が続くなか、4月の領土・主権展示館のリニューアルオープンは、日韓関係における新たな火種となるかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■「日本は独島を自国領と認識していなかった」韓国が“19世紀の古地図”を根拠に主張
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