サッカーのアジア大会韓国代表を率いるキム・ハクボム監督のオーバーエイジ枠の選択は、ソン・フンミン、チョ・ヒョヌ、ファン・ウィジョとなった。
アジア大会韓国代表チームの最終エントリーの発表を控えてもっとも関心を集めた部分は、23歳以上の選手のオーバーエイジ枠の活用法だった。最大3枠まで活用が可能なオーバーエイジというカードを何枚使うか、当該選手は誰になるかが関心事だった。
ロシア・ワールドカップを通じて実力が証明されたソン・フンミンとチョ・ヒョヌはある程度確実視された状況だったため、残る1枠が誰になるかに注目が集まった。
7月16日に開かれたアジア大会エントリー発表の記者会見で、残りの1枠はアタッカーのファン・ウィジョがその選択を受けた。
今シーズン、Jリーグで安定した姿を見せてくれているファン・ウィジョは、ロシア・ワールドカップ最終エントリーを賭けた競争にも名を連ねたが、最終的には選ばれなかった。
キム・ハクボム監督は記者会見で、「なぜ、ソク・ヒョンジュン(フランスのトロワAC所属)ではなくファン・ウィジョなのか」という問いに対してこう述べている。
ファン・ウィジョはキム・ハクボム監督か城南を率いていた頃の教え子であるため、以前からふたりの関係性に関してファンから指摘が多かったが、「私に学縁、地縁、義理などというものはない。私はそうやって(サッカー界で)生き残ってきた。私の目標は良い成績を出してかならず金メダルを取ることだ。このチームが特定の個人のためだけにあるものでは絶対ない」ときっぱり言い放った。
そのうえでキム・ハクボム監督は、ファン・ウィジョの最近の競技力がかなり良くなっていることをエントリー抜擢の主要利用として挙げた。
「ソク・ヒョンジュンと比較されるが、ファン・ウィジョの現在のコンディションがとても良い。ソン・フンミン、ファン・ヒチャン、イ・スンウの合流時期が不透明だ。下手するとナ・サンホ一人で予選を行なわなければならない状況もありうる。それでワイルドカード(オーバーエイジ)を攻撃面で2枚活用することにした」と明かした。
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