12月になり、いよいよ年の瀬ムードが高まり、賞レースの季節となる。
音楽ファンや映画ファン、ドラマファン注目の授賞式などが多数行われることになるが、年末に授賞式が多いのは韓国も同様だ。
年末には毎年恒例のKBS、SBS、MBCの地上波3局が主催する「歌謡祭」や「演技大賞」などがある。
先日11月26日にも韓国2大映画祭のひとつといわれる「第42回青龍映画賞」が開催された。
12月4日には『2018 MelOn Music Awards』、12月11日からはアジア最大級の音楽授賞式とされる『Mnet Asian Music Awards』(MAMA)が控えている。“アジアのグラミー賞”を目指すMAMAは今や日本でもかなり注目が高い。
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ただ、それも無理はないだろう。MAMAだけに限らず、その年を彩ったスターたちが一堂に集結するのだ。それだけに注目度も高いが、その一方で授賞式が多すぎるという指摘があるのも事実だ。
実際、韓国芸能界では近年、授賞式の数が増えている。
例えば、12月2日に開催されるドラマとK-POPアーティストの総合授賞式『2018 Asia Artist Awards』(AAA)が設立されたのは2016年のことで、まだ5年の歴史しかない。
特に音楽授賞式は急増しており、映画賞や演技大賞、「演芸大賞(放送バラエティ大賞のようなもの)」なども含めるとその数は数え切れないほど多い。
最近は年末以外の時期に開催される授賞式も増えてきており、かつて韓国メディア『週刊京郷』などは、「“年末といえば授賞式”という言葉はもう古い。雨後のタケノコのように授賞式が増え、芸能界では“年中無休で授賞式”という新たな造語が生まれている」と綴っていたほどだ。
BTS(防弾少年団)のファンも一苦労?
なぜ、韓国でこれほど授賞式が増えているのか。