飲酒運転事故で非難を浴び“追放された”カン・ジョンホが、キウム・ヒーローズと選手契約の衝撃

2022年03月19日 スポーツ #プロ野球
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韓国プロ野球のキウム・ヒーローズが飲酒運転事故で非難を浴びたカン・ジョンホ(34)と契約するという衝撃的なニュースを伝えた。

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キウム・ヒーローズは3月18日、「韓国野球委員会(KBO)にカン・ジョンホに対する任意解除復帰の承認を要請した。球団は承認要請に先立ち、カン・ジョンホと2022シーズンの選手契約も締結した」と発表した。

カン・ジョンホはKBOリーグ通算902試合、打率0.298(3070打数916安打)、ホームラン139本、545打点を記録した韓国トップレベルのショートだ。メジャーリーグでも297試合に出場し、打率0.254(917打数233安打)、ホームラン46本、144打点と意味のある成績を残した。

しかし野球の実力とは別に、2019年以降はプロとして野球をすることができなかった。 2016年12月に飲酒運転事故を起こし、過去にも飲酒運転で2度も摘発された事実が発覚。厳しい非難の世論にぶつかったのだ。

すでにカン・ジョンホは2020年4月にKBOリーグ復帰を推進している。しかし当時も激しい非難世論が起き、KBOは賞罰委員会を開いて1年間の遺棄失格と奉仕時間300時間の懲戒を下した。反対世論に懲戒と復帰条件が悪化すると、カン・ジョンホは同年6月29日に公式に復帰の意思を撤回した。

カン・ジョンホ

以降、カン・ジョンホはアメリカで野球練習場を運営し、個人トレーニングを続けてきたという。昨冬は米ロサンゼルスで、しばらくキム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)と一緒に運動したりした。

キウム・ヒーローズはそんな忘れられかけていたカン・ジョンホに、突然再び機会を与える決定を下した。コ・ヒョンウク団長は「すべてのことは私が推進した。直接、代表とカン・ジョンホを説得した。カン・ジョンホとは去る3月12日から3回通話を行って復帰について話し合い、契約することに成功した」と説明した。

カン・ジョンホは1年間の遺棄失格の懲戒があるため、契約をしてもすぐに復帰できる状態ではない。早くても来年のシーズンに復帰が可能だ。

コ・ヒョンウク団長は「野球界の先輩としてカン・ジョンホに機会をもう一度与えたかった。反対の世論が大きいことは知っている。心配にもなるが、今後ファンをどう納得させることができるか考えてみたい」と話した。

カン・ジョンホはしばらく韓国に入らず、アメリカで個人トレーニングを行い、家族と一緒に時間を過ごす予定だ。来年満36歳になる年齢と空白期を考慮すれば、以前の技量を期待するのは難しいだろう。

コ・ヒョンウク団長は「技量は考慮しなかった。プロ生活をしながら後輩たちのお手本になる姿を見せてくれた選手だから、良い影響を与えると期待している。もう野球ができる時間がいくらも残っていないので、機会を与えたかった」と、カン・ジョンホを迎え入れた理由を明らかにした。

(記事提供=OSEN)

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