同年7月7日、Brave Girls周辺のスタッフがコロナに感染したことによって、活動は一時中断。直前に新アルバムをリリースし、これからというタイミングでの出来事だった。それだけでなく、同年12月に予定されていた初の単独コンサートもコロナの影響で無期限延期となり、結局、開催されることはなかった。
新型コロナがここ数年のエンタメ業界にもたらした被害は言うまでもないが、Brave Girlsはその煽りをまともに喰らってしまったわけだ。
2022年も、新曲の発表やガールズグループサバイバル番組『QUEENDOM2』への出演など活発に活動するも、前年の最大瞬間風速を超えられず尻すぼみに。結局、今回の解散発表となってしまった。
そんな短い全盛期を駆け抜けたBrave Girlsだが、後悔はないはずだ。
『スポーツソウル』が2021年4月に行ったインタビューで、メンバーのユジョンは「ゴロゴロと転落していくよりも、階段のように格好良くしっかりと降りていければいいだろう。苦労をたくさんしてきたので、落ちても大きく失望しないと思う」と笑っていた。
ミニョンも「睡眠も2時間くらいしかとれず、体が疲れているのも事実だ。でもこんなに急に多くの愛を受けたことに対する恩返しをするためには、努力するしかないと思う」とし、「私たちはこのバブルがいつでも弾けると常に考えている。だからハードに動いている」と語っているように、結果的には短い期間となってしまったが、濃密で幸せな時間を過ごせたと思われる。
ブレイクのきっかけとなった慰問動画でも、売れないからといって腐ることなく、キラキラとした笑顔やパフォーマンスを見せていたBrave Girls。そのような姿勢で活動してきたからこそ、チャンスを掴めたと言っても過言ではないだろう。
そんな彼女たちが慰問公演で作ってきた軍人たちの笑顔は何年経っても色褪せず、韓国男性の苦しい時期を支えた思い出として永遠に残り続けることは間違いないはずだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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