日本デビューを控えたNewJeansの周囲が騒がしい。
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最近のK-POP界で最もホットなイシューといえば、“NewJeansの母”のクーデターだろう。
4月22日、HYBEは傘下レーベルADORの代表ミン・ヒジンと、同社経営陣などに対する監査を実施。それとともに、理事会交代のための株主総会招集を要請し、ミン・ヒジンの辞任を要求する書簡を送った。
一方のADORも、同日夜に声明を発表。同じくHYBEの傘下レーベルBELIFT LABの新ガールズグループILLITが、「NewJeansをコピーしたこと」が今回の騒動の原因とし、経営を乗っ取ろうとはしていないと反論した。
そして一夜明けた23日、HYBEは「（ADORの）会社を乗っ取る企図が明確に明らかになっているので、これを確認して正すために監査を始めることになった」とメールで社内に報告。徹底抗戦の構えを取っている。
あくまでも“被害者”というスタンスのミン・ヒジンだが、さすがに無理筋ではないだろうか。というのも、HYBEによる監査は、ミン・ヒジンらが本社から独立しようとしているという証拠を掴んだという名目で行われたからだ。ミン・ヒジンと彼女の“右腕”とされる人物は、投資家を誘うために重要な契約書などを流出し、HYBEが保有しているADOR株を売るよう画策したという。
それだけでなく、「A氏が職権を利用してHYBEの内部情報を多数ADORに渡したという疑惑」「A氏が独立に必要な非公開文書、営業秘密などをADORに渡した疑惑」「ADOR経営陣が経営権奪取目的で取得した機密情報および事業上・人事上の秘密を外部に流出した疑惑」「売却を検討していたという証拠」「検討過程でADOR-HYBE間で締結された契約情報などを任意に流出したという疑惑」「HYBEに圧力を加えるため、所属アーティストへの逆バイラル（意図的に悪い口コミを広めること）疑惑」「NewJeansメンバーの親に対する懐柔疑惑」など、まさに“疑惑のデパート”となっている状態だ。
ミン・ヒジンは“NewJeansがないがしろにされた”ことでアクションを起こしたと主張しているが、あくまでも彼女は一プロデューサーに過ぎない。過去、SMエンターテインメントで少女時代、EXO、Red Velvet、f(x)などのグループを成功させた手腕やセンスは疑いようがないが、あくまでも事務所のバックアップがあってのものだ。
ましてや、HYBEは現在のK-POP業界で最大手と言える事務所。NewJeansの成功に、HYBEの力が大きく作用したことは言うまでもないだろう。
今回の騒動で最大の被害者と言えるのは、デビュー直後に「コピーグループ」と名指しされたILLITだろう。また、カムバック、日本デビュー、そして初の東京ドーム単独公演が控えているNewJeansへの影響も計り知れない。
いずれにせよ、まだ10代の若いアイドルたちが“大人の事情”で潰されないことを願うばかりだ。
（文＝サーチコリアニュース編集部K）
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