来るべき夏に向けてダイエットやシェイプアップに努めているビジネスパーソンは男女問わず多いはず。それはお隣・韓国でも変わらない。
特に、近年は健康的な筋肉やボディラインの美しさを競うボディビル大会や美ボティ・コンテストも増えているらしい。韓国の筋トレ美女たちはどんなトレーニングをしているのか。シリーズで紹介する。
韓国には数多くのボディビル大会や美ボティ・コンテストがある。その中でも特に有名なのが『マッスルマニア』だ。
『マッスルマニア』とは、1991年からアメリカで始まり、ボディビル&フィットネスで鍛えた肉体美を競う大会のこと。韓国では2009年から開催されるようになり、“奇跡のDカップ女神ボディ”と呼ばれたユ・スンオクが2011年に東洋人として初めてトップ5入賞を果たしたことで、一躍知られるようになった。
『マッスルマニア』はレジェンド級の筋トレ女子を数多く輩出している。例えば『2017 MAXQ マッスルマニア・オリエント・チャンピオンシップ』のファッションモデル部門で、グランプリを受賞したイ・ヨンファだ。
もともとファッションデザイナーとして活動していたイ・ヨンファは、この受賞をきっかけに一躍有名人となり、世界的に知られる男性誌『PLAY BOY』の韓国版の創刊号で、“プレイメイト第1号”を務めて話題を呼んだ。
また海外でも人気を集め、中国ではファンサイン会を開催。日本では『週刊プレイボーイ』のグラビアを飾っただけではなく、『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系列)にも出演した。
ただ、イ・ヨンファが注目された理由は、その美しい顔立ちとボディラインだけではなかった。彼女は突発性難聴と耳管開放症というハンディキャップを抱えながら、肉体を作り上げたことで人々に感動を与えたのだ。
「病気を患ったときは、人生が嫌になるほどショックを受けましたよ。でも、一度きりの人生を後悔なく生きたいと思いなおして、1年ほど治療法を探し、日本で手術を受けたんです。回復を実感していくうちに考えたのが、私はファッションデザイナーとしてまだまだ足りないということでした。まずは自分の心と体をデザインしないといけない。そう決意して、トレーニングを始めました」
トレーニングの過程で、イ・ヨンファは自分自身を見つめなおすことができたという。
「トレーニングをするうち、どれだけ表面的に取り繕っても意味がないとわかったんです。体も心も健康であってこそ、人々を魅了するオーラを手に入れられることを知りました」
「そして、運動を通じて強く感じたのは、私の人生の主人公は私自身だということ。仕事や周囲の物事よりも、まずは自分自身に対する達成感を得ることが重要だと思ったんです」
ハンディキャップを乗り越え、栄光を掴んだイ・ヨンファ。まさに美しくてたくましい筋トレ女子だ。
(構成=サーチコリアニュース編集部)
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