韓国では、フィットネス・モデルやパーソナル・トレーナーなど、トレーニングと関係する仕事をしている“筋トレ美女”が多い。
今回紹介するチェ・ミジンは、異色の経歴を持つ人物だ。
彼女の本業はチアリーダー。韓国プロ野球のKIAタイガース、男子プロバスケットボールの安養KGC人参公社、男子プロバレーボールの水原KEPCOビッグストーム、女子プロバレーボールの水原現代建設で活動した。
日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、“男性誌向けアイドル”が存在しない韓国において、チアリーダーは男性の視線を集める存在となっている。その中でも人気が高いのがチェ・ミジンだ。
過去には美ボディ大会で入賞。野球ファンを魅了していた彼女が突然マッスル大会で入賞しただけに、大きな関心を集めたが、大会への出場を決めた理由は何だったのか。チェ・ミジンはこう話している。
「私は痩せて見えるかもしれませんが、実はウエストと太ももに無駄な肉が多いんですよ。それである日、自分の体を見て、このままではダメだと思い立ったんです。トレーニングをして、誰に見せても恥ずかしくない体を作ろうと決心しました」
自らのボディラインに対するストイックな姿勢が伝わってくるが、大会までの道のりには苦労も多かったらしい。
本格的にトレーニングを始めたのは大会の約6カ月前。チアリーダーの忙しいスケジュールをこなしながら、朝と夜に1時間30分ずつ、専門家の指導を受けてトレーニングを行ったが、特につらかったのは食事制限だったという。チェ・ミジンはこの準備期間、鶏むね肉とさつまいも中心の食生活を送り、8kgもの減量に成功したのだ。
時に投げ出したくなることもあったというが、それでもチェ・ミジンは、「なぜ運動を始めたのか、初心を見つめなおして気持ちを落ち着かせました」と振り返る。
チアリーディングで培った表現力も発揮し、フィットネス大会でもその名を轟かせたチェ・ミジン。
2019年にはKIAタイガースの場内アナウンサーだった男性と結婚し、チアリーダーから引退。2021年6月にはかわいい女の子を出産し、今は一児のママになっている。
(構成=サーチコリアニュース編集部)
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