汚れたり、破損したお札は、条件を満たせば銀行で交換することが可能だ。
【写真】韓国美女アイドルが“初収入”でやったことは?「生理用品を」
交換の基準について、日本銀行法施行規則第8条によると、全体の2/3以上が残っている場合は「全額交換」、全体の2/5以上、2/3未満が残っている場合は「半額交換」、全体の2/5未満しか残っていない場合は「交換不可」という割合だ。
こうした紙幣の交換システムは、お隣・韓国にも存在する。韓国の場合は残っている面積が3/4分以上であれば「全額交換」、2/5以上3/4未満であれば「半額交換」に応じてくれる。
もちろん、それ以下であれば「交換不可」だ。また、コインに関しては、形が分かりにくい、または真偽の判断が難しい場合は交換できない。
韓国ではこうしたシステムを利用して、大幅な紙幣リサイクルが実施される。
1月24日、韓国銀行によると、2023年に汚れや破損などで廃棄された紙幣が5億枚近いことが判明したのだ。
正確な数字は4億8385万枚で、額面価格は3兆8803億ウォン(約4000億円)となる。これは、2022年の1億1268万枚、2兆6414億ウォンより17.2%も増加している。
韓銀は2022年、ダメージ紙幣のほとんどを焼却方式で廃棄したが、今年はリサイクルを試みると明らかにしている。朽ち果てるだけだったお金が、再び市場に戻ってくるというのだ。
この事態に、韓国内では「今後はリアルマネーは徐々になくなっていく」「金持ちは金庫に保管するが、庶民は土に埋めて隠すから」「ダメージ紙幣のリサイクルで私たちを助けてください」など、多くの意見が上がった。
古くから住んでいる家からは、隠されたまま忘れ去られた紙幣が発掘される場合が多々ある。汚い・破れていると捨てるのではなく、交換してもらうのがいいだろう。
(文=サーチコリア編集部)
前へ
次へ