最近、韓国で行われたあるアンケート調査によると、「構造的性差別がある」と答えた割合が75%に達した。
性別でみると、女性は86%、男性は66%が「構造的性差別がある」とし、男女を問わず比率が高かったことがわかった。
こうした状況を見かねて、韓国では昨年5月より雇用上の性差別などについて、被害者が労働委員会に是正を申請できるようにした制度が導入されたのだが、施工から1年が過ぎた今も「実効性がない」という批判が出ている。
実際、制度が施行された昨年5月から今年第1四半期まで、雇用上の性差別と関連して12件の申告があったにもかかわらず、このなかで是正命令が下されたケースはたったの1件もなかったと明らかになっている。
こうした状況に、韓国ネット民の間では「もうやっているパフォーマンスはウンザリ」「職場でのセクハラはゼロにしなければならない」など、政府批判や時代錯誤の性差別に対して憤る反応が多かった。
男尊女卑の考えが日本より根深い韓国だけに、こうした問題は根が深い。時代とともに改善に期待したいところだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)