噂は本当だった。
いわゆる“チャート操作”疑惑が度々起訴されてきた韓国芸能界。これまでは実際に認めた者はいなかったものの、歌手ヨンタクが以前所属していた事務所の代表が認めたのだ。
9月10日、ソウル中央地裁・刑事5単独は、音楽産業振興法違反およびコンピューターなど障害業務妨害の疑いが持たれている芸能事務所代表など、11人に対する初公判を行った。
この日、ヨンタクの元事務所代表であるイ氏の弁護人は、「音源の順位を上げると言って3000万ウォン(約300万円)を支給したことを認める」と明らかにした。
しかし、検索ワードの順位操作については知らなかった、音源順位操作についても故意性が弱かったと主張した。
ほかの被告人たちは大部分の疑惑を認めながらも、法理的に業務妨害に該当するかを確かめてみなければならないとし、一部の被告人たちは「SNSマーケティングを依頼したのであって、音源の順位操作を依頼したわけではない」として公訴事実を全て否認したりもした。
なお、イ氏は2019年、ヨンタクの楽曲『なぜお前がそこから出てくる』リリース当時、チャート順位を上げるためにマーケティング業者に買い占めを依頼したと知られた。
そしてイ氏をはじめとする11人は5月、コンピューターなどの障害業務妨害罪で在宅起訴された。彼らは2018年12月から約1年間、500台余りの仮想PCと大量購入したIP、不法取得した約1600の個人情報を利用し、韓国主要音源サイトで15の音源を約172万7000回ほど繰り返し再生した疑惑を受けている。
(記事提供=OSEN)
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