韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免を求めて13日目の断食を続けているキム・ギョンス前慶尚南道知事に対し、「意思は十分に伝わったと思うので(断食はやめて)生きて闘わなければならない。やるべきことがたくさんある」と述べた。
3月21日、李代表はパク・チャンデ院内代表ら党指導部と共に、キム前知事がハンガーストライキを続けている光化門(クァンファムン)のテント座り込み現場を訪れ、「健康を著しく損ねれば次が難しくなるので、そろそろやめるべきではないか」と語った。
これに対し、キム前知事は「健康に大きな異常はないようだし、体力が続く限り耐えてみようと思う」と述べ、「自分にできる限りのことは最善を尽くしたい」と重ねて語った。
李代表はまた、「先週には(尹大統領の弾劾審判が)終わるとみんな予想していたのに、あまりに非常識なほど遅れている」とし、「国民全体が心配しており、院内代表も多くの懸念を抱えている」と述べた。
キム前知事は「国家的に様々な危機がある中で、代表がしっかりと導いてくださることを願っている」とし、「国民をうまく一つにまとめてくだされば、私も自分にできることを最善を尽くしてやっていきたい」と改めて述べた。
一方、尹大統領の罷免を求めて11日目のハンストを続けていた「共に民主党」のウィ・ソンゴン議員は同日午前、健康状態が悪化し、病院に緊急搬送された。
ウィ議員の事務所関係者は、「前日の夜から低血糖ショックが懸念される状態だったが、断食を続けたいという意志が強かった」と語り、「通常は午前9時前に起きるのだが、今朝は起きられずに搬送された」と説明した。
これに関連して、「共に民主党」のファン・ジョンア議員は、「憲法裁判所の判決が遅れるなかで、苦しんでいる人々があまりにも増えている」とし、「遅れた正義は正義ではない。憲法裁判所が速やかに判決日を指定してくれることを切に願う」と訴えた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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