朴康造(元神戸ヴィッセル神戸)、安英学(元横浜FC)、鄭大世(FC町田ゼルビア)などが代表的だ。
彼らはいずれもJリーグとKリーグの両方でプレー。朴康造は在日コリアン初の韓国代表にまで登り詰めている。
また、李忠成のように帰化して日本代表として活躍する選手もいる。李忠成は2008年北京五輪に出場し、2011年アジアカップ決勝では華麗なボレーシュートを決めて、日本代表に優勝をもたらした。
そして2021年東京五輪。京都で生まれ育った在日韓国人3世のアン・チャンリム、兵庫で生まれ育ったキム・ジスが、柔道韓国代表としてオリンピックの舞台に立つ。
日韓が激しくしのぎを削りあう中で、さまざまな試練と逆境を乗り越え、キラリと光る存在感を放ってきた在日アスリートたち。彼らもまた、日韓スポーツ激突史を盛り上げてきたキーパーソンなのだ。
(文=慎 武宏)