金色のメダルの可能性が高い選手は誰だろうか。
2月4日、2022年北京冬季五輪が幕を開ける。韓国は総合順位15位圏内、金メダル1~2個の獲得を目標にしている。
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金5・銀8・銅4でメダルランキング7位だった地元開催の2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪と比べると低い目標設定だ。
金メダル獲得数だけなら2006年トリノ、2010年バンクーバー大会(いずれも金メダル6個)よりもかなり低い。2014年ソチ大会時は金メダル3個を獲得した。
韓国は初めてメダル獲得した1992年アルベールビル冬季五輪以降、毎大会で少なくとも金メダル2個を獲得してきた。
それだけに、冬季五輪が開かれる度に金メダル2個が韓国の最低目標という雰囲気が自然に形成されていたが、今大会では2個が最大目標となる。メダル獲得確実な“孝子(ヒョジャ)種目”であるショートトラックスケートが協会内で内紛が起き、シム・ソクヒなどメダル有力選手が出場できなくなったことも無関係ではないだろう。
今回の北京五輪で韓国初のメダルが出る可能性があるのは、2月5日夕方だ。ショートトラックの新設種目の2000mリレーに、チェ・ミンチョン(24、城南市庁)、ファン・デホン(23、江原道庁)など、男女計4人が出場して金メダルを狙う。
混合リレーで金色のスタートを切れれば、その後に続くレースでも韓国ショートトラックのメダルラッシュが期待できるかもしれない。
2月7日にはショートトラック女子500mと男子1000m決勝が開かれる。リレーに続き、個人種目でも金メダル獲得に成功する韓国選手たちが多く出てればベストだろう。そうなれば韓国が設定した「最低でも金メダル2個」という目標は、早々とクリアできるかもしれない。
女子500mにはチェ・ミンチョンとイ・ユビンなどが出場するが、客観的に見ると韓国は短距離に弱い。男子1000mのエースであるファン・デホンは世界選手権以上の大会で金メダルを獲得したことはないが、メダル圏内入りが十分予想される。
スキーのスノーボード・アルペンでも金メダルが期待されている。平昌五輪で韓国スキー史上初めて銀メダルを獲得したイ・サンホ(27・ハイワン)が今度は金メダルを首にかける可能性がある。
イ・サンホは2021年12月、ロシアで開かれた2021-2022ワールドカップ男子パラレル大回転において、韓国選手として初めてワールドカップ金メダルを獲得した。コルティナ・ダンペッツォワールドカップでは2位にもなった。今季はワールドカップ大会で金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得し、総合首位を走っている。
今季の調子とその技量を北京でもそのまま見せれば、イ・サンホのオリンピック金メダル獲得も現実のものとなるかもしれない。
(記事提供=OSEN)
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