大谷は27日、敵地シティ・フィールドで行われたメッツ戦の初回、ファウルの打球が電光掲示板に直撃して破損する一幕があった。当時、メッツは大谷に対し、「請求書は君に送るよ、ショウヘイ」といたずらなメッセージを電光掲示板に表示して話題を集めた。
そして翌28日の試合でも、大谷が打席に立つと、メッツは「これ以上何も壊さないで、ショウヘイ」と懇願にも近いメッセージを電光掲示板に表示した。
そんなメッツの切実な願いが通じたのか、大谷は無安打で沈黙した。
同日、「2番・指名打者」で先発出場した大谷は4打数無安打、2三振を記録した。
24日のシンシナティ・レッズとのダブルヘッダー第1試合からの直近4試合連続安打が途絶えた大谷は、シーズン打率を「0.307」から「0.305」に下げた。通算476打数145安打だ。
メッツ左腕先発のデービッド・ピーターソンを相手に、1回の初打席で大谷は左直で退いた。 4球目のスライダーを上手く打ち返したが、左翼手ラファエル・オルテガの正面に飛んだ。
3回の2打席目は、ピーターソンが4球目に投じた内角高めのストレートで空振り三振を喫した。6回の3打席目は、4球目の外角低めのスライダーを引っ張ったが、二ゴロで打ち取られた。
8回の最終打席も、メッツ2番手ドリュー・スミス相手に空振り三振に終わった。
大谷の沈黙のなか、エンゼルスもメッツで2-3で敗れた。9回、リリーフのレイナルド・ロペスが死球、安打、四球で自ら無死満塁のピンチを招いた挙句、オルテガにサヨナラ安打を打たれて負けた。
連勝がわずか「2」で途絶えたエンゼルスは63勝68敗、4連敗から脱したメッツは60勝71敗となった。
(記事提供=OSEN)