日本人選手が大勢揃うMLBソウルシリーズに韓国メディアも注目している。
『OSEN』は12月26日、「大谷+山本+ダルビッシュ+松井出動…MLB開幕戦に日本の観客集結も、高尺ドームは小さすぎる」と題し、MLB開幕戦に言及した。
日本の野球ファンの目が、2024年の高尺スカイドームに集まっている。
来年3月20日から2日間にかけて、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスのメジャーリーグ開幕戦が韓国ソウルの高尺スカイドームで開催される。
日本ファンの関心が集中する理由は、大谷翔平と山本由伸、2人の日本人大スターコンビが同シリーズで揃って登場する可能性があるためだ。
大谷翔平はロサンゼルス・エンゼルスを離れ、10年7億ドルでドジャースに移籍した。歴代世界プロスポーツ史上最高額の契約だ。
ドジャースはこれにとどまらず、山本を3億2500万ドルで獲得。両選手に超大型投資をした。
大谷は今年9月に右肘の手術を受けたため、2024年シーズンは打者でのみ出場する。
2023年シーズンはエンゼルスで打率0.304、44本塁打、98打点、OPS(長打率+出塁率)1.066という恐るべき攻撃力を見せ、ア・リーグ本塁打王とMVPに輝いた。ドジャースでも打線の中心としてチームをけん引する。
山本は日本で3年連続投手4冠を達成した“エース・オブ・エース”だ。180cmにも満たない身長ではあるが、日本一の投手になった。
そして、メジャーで一度も投げたことがないにもかかわらず、メジャー投手史上最高金額でドジャース入りした。当然、ドジャースのエースとしての活躍が期待されている。
また、ドジャースと対戦するパドレスにはダルビッシュ有のほか、新加入の松井裕樹も在籍している。
日本人が4人も集結するMLBソウルシリーズだが、多くの観客が訪れることは難しいものと見られる。
開幕戦が行われる高尺スカイドームの収容人数は1万6000席に過ぎない。最大限増やしたとしても1万6744人だ。キム・ハソンもパドレスの主力打者として出場するうえ、大谷と山本に対する韓国ファンの関心も高いだけに、高尺スカイドームには多くの人が訪れるものと予想される。
多くの日本メディアが予想している通り、日本のファンが韓国観光も兼ねて試合に訪れるものと予想される。
さらに、MLB報道陣や日本の報道陣、韓国の報道陣も集結し、熱い取材競争を繰り広げることになる。
もっとも、MLB開幕戦であるため、入場料や放映権料は主催球団の手中に入る。すべての費用も彼らの負担だ。
今回のMLBソウルシリーズは、野球興行を図るために韓国野球委員会(KBO)のホ・グヨン総裁が積極的に後押しして実現させた。
当初は興行の可否が不透明だったが、大谷と山本がドジャースに入団したことで、高尺スカイドームの収容人数が心配になるほどにスケールが大きくなった。
世界中の野球ファンの目が集まる大きな宴の舞台が、3万5000席規模の大型ドームではなく、2万席にも満たないミニドームだというのが残念なだけだ。
(記事提供=OSEN)
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