男性のトイレは、女性に比べると回転が速い。男性に比べて女性のほうが、いろいろと手間がかかるので当然とも言えるが、多くの人が集まるイベントほど、女性トイレは列ができ、男性トイレはすいているという場面を見る機会が多い。
そんなシチュエーションを前に、お隣・韓国で驚きのトラブルが起きた。
問題が発覚したのは、とあるオンラインコミュニティに4月9日に投稿された書き込みがきっかけだった。「リアルタイムの高速道路休憩所の状況です」というタイトルで投稿された文章には、「おばあさんが男子トイレ占領中」という一文と共に、1枚の写真がアップされていた。
写真は、とある高速道路の休憩所の男子トイレの入り口を撮影したもので、トイレの中には多くの女性たちが利用している様子が写っていた。
この状況に、韓国ネット民は「男が入ったら犯罪なのに…」「いくらなんでも、これはないでしょ」「恥を知らない行動」など、男性が逆に女性トイレを利用したケースを踏まえて怒りの声を上げた。
また、「私は女だけど、モラルをなくした行動をする人が多ければ、それだけ女性の権利回復は遠のく」「同じ女として申し訳ない」など、同性からの否定的な意見も目立った。
韓国の現行法によると、異性側のトイレに出入りした場合、「性的欲望」を満たすための目的でなければ処罰が難しい。実際、過去には男子トイレに出入りした女性を男性が通報したが、警察は「性的欲望」ではないという理由で「刑事責任を認めにくい」と結論付けたそうだ。
女性たちの立場や権利は尊重されてしかるべしだが、一定のモラルを守らなければならないのは男女共通だろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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