新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、道行く人のほとんどがマスクを着用するようになって2年以上が過ぎた。しかし新規感染者数も落ち着き、炎天下の気候の影響もあり、日本政府はマスクの着用について新たな見解を示した。
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それが、「屋内では他者と身体的距離がとれて会話をほとんど行わない場合は、マスク着用は必要なく、屋外でも他者と身体的距離が確保できる場合、他者と距離がとれない場合であっても会話をほとんど行わない場合は、マスクの着用は必要ない」というものだ。
とはいえコロナの脅威が完全に払拭されたわけではない。実際、マイナビが行った「政府が示したマスクの着用が必要のない場面でマスクを外したいか」というアンケートでは、「外したい」が44.5%と過半数にも満たず、「外したくない」という人が32%もいた。「どちらともいえない」の23.5%人次第で、多数派が変わる数字だ。
夏場の暑さはしんどく「外したい」と答えた人の気持ちもわかるが、いまだ「外したくない」「どちらともいえない」と答える人の気持ちもわかる。
日本でこうした結果になったが、日本と同様に屋外マスク着用義務が解除されたお隣・韓国ではどうだろうか。
ロッテカードが5月27日~28日の間、顧客4082人を対象に「屋外でマスクを着用するか」と質問した結果、回答者の72.1%が「着用する」と答えた。特に20代を除くすべての年齢層で、72%以上が「マスクを使う」と答えている。“マスク着用派”が7割超えという結果だ。
こうした結果に韓国内でも「効果のないワクチンの強要やマスクの強要は無駄」「もうつけたくない」などの声が上がる一方、「マスクが習慣化されたので、着用しないほうが違和感がある」「マスクがあるほうが楽」など、両極端の意見が出た。
感染症の脅威が完全に去っていない今、たしかにマスクの重要性は高いだろう。しかし、この夏にマスクを着用して熱中症になる可能性もいなめない。状況に合わせて一人ひとりが判断する必要があるだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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