韓国で忌み嫌われている旭日旗が、韓国のど真ん中に堂々と掲げられたことで物議を醸している。
旭日旗に関する日本の位置づけとは関係なく、韓国では見るだけでも嫌悪感を示す人がいるほどだ。
これまでも度々やり玉に上げられてきた旭日旗だが、今回はタイミングが最悪だった。韓国の殉国者や戦争で亡くなった招聘を追悼数「顕忠日（けんちゅうび、ヒョンチュンイル）」に、街中で堂々と掲げられたためだ。
6月6日午前、韓国・釜山（プサン）でのことだ。あるマンションに旭日旗が掲げられ、これを告発する一枚の写真がSNSで急速に拡散された。
ネット上での情報によると、旭日旗を掲げた住人は、普段から“日の丸”を掲示していたという。
これに大きく反応したのが、この手のトラブルで度々登場する誠信女子大学のソ・ギョンドク教授だった。彼は自身のインスタグラムを更新し、「朝から本当に多くの情報提供が入ってきました。今日は顕忠日なんですが…釜山のあるアパートに旭日旗が掲げられたという内容です。普段は日の丸がかかっていた場所だそうですが、これは一線を越えています。本当に、最近どうしてこんなことがずっと起きているのかわかりません」と語り始めた。
続いて、「最近、あるベンツに旭日旗を貼って道路を走る状況が起き、大きな議論になったことがあります。こういう時こそ、私たちは非難して怒るだけではなく、今回のことを契機に強力な“処罰法”を作り、二度とこのようなことが発生しないようにしなければならないでしょう。現在、“ソウル特別市日本帝国主義の象徴物の使用制限に関する条例”には、旭日旗などの“日本帝国主義を象徴する軍事旗と造形物、またはこれらを連想させようとする目的で使われたその他の象徴物”を、公共の場所で展示したり販売したりすることができないようになっています。とにかく、私たちの歴史は私たち自らが守らなければなりません。これから、もっと力を合わせてましょう～^^」締めくくった。
この事実が広まると、同マンションの管理事務所には抗議の電話が殺到。管理側は住人に降ろすよう説得したが、6日昼時点では何の応答もなかったという。また、旭日旗などに対する明確な処罰法はないため、手の施しようはない。
ソ教授が言及したように、韓国では最近、旭日旗ベンツが街を走っていたことで大きな注目を集めたことがある。
当時、あるオンラインコミュニティには「大韓民国道路で旭日旗を見ました」というタイトルの文が投稿された。投稿者は、「自身の前を走行していた車輌の前後と窓に、旭日旗が付いていた」として写真を掲載していた。
また、2022年カタールW杯では、グループステージの日本対コスタリカの一戦で日本サポーターが旭日旗を設置したり、試合中に振っている様子が捉えられ、韓国国内で物議を醸したこともある。
そのため、今回の旭日旗掲示にも厳しい声が上がっている。SNSなどでは、「日本人が住んでるのか？」「本当に正気かよ…国の恥だ」「日本人が住んでいるのか？」「強力な罰を求める」「一体どんな脳の構造をしていたらこんなことが出来るのか…」「反日でもないし、日本とは親しくしなければと思っている私でも、記念日に掲げる行動は理解できない」「国籍問わず狂っているのは確か」などのコメントが寄せられている。
現時点では旭日旗を掲げた人物が韓国人なのか日本人なのかは不明だ。いずれにせよ、確実に非難を浴びるであろう行動に及ぶことは理解に苦しむ。
（文＝サーチコリアニュース編集部K）
■【証拠写真】久保のユニを着て…W杯会場で旭日旗設置の日本人
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