韓国の国土交通部が乗客を搭乗させたまま4時間以上、航空機の再離陸準備を行った大韓航空に対し、過料2500万ウォン(約270万円)を科した。
国土交通部は12月19日、航空事業法に違反した大韓航空、デルタ航空、エア・アスタナの3社に過料を科したと発表した。
過料の金額は、大韓航空が2500万ウォン、デルタ航空が3500万ウォン(約370万円)、エア・アスタナが1000万ウォン(約110万円)だ。
大韓航空は、今年7月23日、仁川(インチョン)~デリー便の再離陸準備の過程で、乗客を航空機に搭乗させたまま移動区域(滑走路や駐機場など)に4時間8分滞在させた。
航空事業法によると、航空運送事業者は、乗客を乗せた航空機を移動区域に一定時間を超えて滞在させてはならないとされている。国内線では3時間、国際線では4時間が基準だ。
デルタ航空も8月24日、仁川~アトランタ便で乗客を搭乗させたまま移動区域に4時間58分滞在し、2500万ウォンの過料を科された。また、デルタ航空は新規就航予定である仁川~ソルトレイク便の運賃・料金を国土部に申告せず、公式ウェブサイトで航空券を販売したことに対して、1000万ウォンの過料が追加された。
エア・アスタナも、仁川~アスタナ便の運賃申告義務に違反したため、1000万ウォンが科された。
キム・ヨングク国土部航空政策官は「同様の違反事例が再発しないよう航空各社に要請する」と述べ、「航空会社が航空法規を遵守するよう管理・監督し、航空交通利用者の保護に万全を期す」と強調した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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