タピオカやスムージーなど細いストローでは飲みにくい飲み物には、一度に多く吸い込めるように、やや太めのストローが用意されることがある。ほとんどの場合、吸い込んだものは噛まずにそのまま飲み込むのが普通だ。
そんな先入観が関係するトラブルが韓国で発生し、物議を醸している。
最近、SNSやオンラインコミュニティを通じて「カフェドリンクからプラスチック片が」というタイトルの投稿が広まった。
投稿者によると、「カフェで子どもが注文したイチゴのスムージーに何か固いものがあり、吐き出してみるとプラスチック片だった」と書かれており、写真にはそのプラスチック片が映っていた。
投稿者は子どもと一緒に飲んでいたが、柔らかいスムージーに異物が入っているとは思わず飲み込んでしまい、みぞおちが焼けるようにヒリヒリし、喉にも痛みを感じると訴えている。
問題のスムージーを提供したカフェは当初、納品業者のミスを主張し、責任を回避しようとした。そのことも韓国ネットユーザーの怒りを買ってしまった。本社が店舗に問い合わせ、監視カメラを確認したところ、カフェのアルバイト店員がいちごスムージーに計量スプーンをそのまま入れてミキサーにかけたことが判明した。
その後、カフェ側は特に謝罪もなく、返金対応のみで終わらせたという。さらに、カフェ側はアルバイトが知ればショックを受けるからと、その事実を知らせていないとも答えている。
投稿者は「同じような事故が再発しないよう、監視カメラの映像を共有してほしいと要請したが、返答がない」と怒りをあらわにしている。
A氏の一件をめぐり、オンライン上では「アルバイトがショックを受けることより、食べた客が受けたショックのほうが重大だ」「おそらくアルバイトはオーナーの子供なのでは?」「誠実に対応していれば、ここまで拡散することはなかっただろうに」と、怒りの声が多く上がっている。
食べ物に比べ、飲み物に注意を払う人は少ない。すべてを疑うのは難しいが、無条件に信頼するのも危険だろう。
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