韓国学生の4人に1人がNOを突きつける「南北統一」問題の現実…最も危惧される理由とは

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朝鮮半島が大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国に分断され、三四半世紀以上が経過した。

38度線の南側にある韓国と北側にある北朝鮮は国家の正統性を巡って建国以来、冷戦状態を継続している。両者ともに最終的な目標として、南北統一があったはずだが、韓国内では最近そうした意識が薄らいでいる様子だ。

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2月18日、韓国の教育部と統一部は昨年11月1日から12月10日まで、小学5~6年生と中・高校学生の合計6万7000人を対象に行われた「2021年学校統一教育実態調査」の結果を発表した。

その結果を見ると、「統一の必要はない」と答えた学生比率は25.0%となった。およそ4人に1人が南北統一の必要性を感じないという回答だ。

これは、前年度(24.2%)よりも数字を伸ばした結果となっている。

気になる理由としては、「統一することによって起るだろう経済負担」が29.8%と最も多く、「統一後の社会問題」(25.0%)、「政治制度の違い」(17.0%)の順だった。

学生たちによる「統一の必要はない」という回答は、南北首脳会談があった2018年(13.7%)が最も低く、以降2019年19.4%、2020年24.2%、2021年25.0%と毎年上昇傾向だ。

一方で「統一が必要だ」と答えた学生の理由を見ると、「戦争の脅威がなくなる」(61.2%)が最も多く、続いて「同じ民族だから」(25.5%)、「離散家族の痛みを解決するため」(20.9%)と続いた。

こうしたアンケート調査に対して韓国ネット民の間では、「もはや統一の必要はないし、連合体の構成をすればいいのでは?」「子供たちが戦争の脅威を感じないで安心して暮らすためにも、統一は必要だと思う」「大人たちのエゴを押しつける必要はない」など、様々な意見が飛び交った。

1945年に分断されて長すぎる月日が流れたこともあり、若い世代からすれば、もはや北朝鮮は別の国という認識が強いのかもしれない。南北が統一される日が来ることはあるのだろうか。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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