そんな中、事件をモチーフにした映画が8月に公開されるという知らせが飛び込み、ネット民が怒りに震えているのだ。
映画のタイトルは『トイレット』。キャッチコピーは「すべては愚発的で即興的な怒りのせいだった」で、好意を示した女性たちから屈辱を受けた1人の男が、復讐を企てるストーリーになっているらしい。日本にも荻上直子監督による同名の映画が存在するが、内容は天と地の差だ。
この映画の企画意図について、制作社は「江南通り魔事件をモチーフにし、常識はずれの思いつき犯罪に警鐘を鳴らすために」と説明している。
しかし、ネット民からは「キャッチコピーがまるで犯人を擁護する感じだけど」「たった1年とちょっとしか経ってないのに…酷すぎる」「犠牲者とその家族のことは微塵も考えていないな」「刺激的な事件をモチーフにしたノイズマーケティングだ」「観なくてもクソ映画だって分かる」といった非難の声が殺到。中には「映画の公開を中断しろ」という声も非常に多く、映画の上映禁止を求める署名運動まで行われている状況だ。
そういったネット民の反応を受け、監督のイ・サンフン氏は自らSNSに「誤解だ」と説明。