BTSの人気とその勢いが止まらない2021年だが、過去に韓国メディア『京郷新聞』が行ったインタビューで、とても興味深い内容があったので紹介したい。
2017年に行なわれたインタビューなのだが、メンバー一人ひとりを名指しして、それぞれのキャラクターに合った質問を投げているのだ。
RMは、「リーダーとして、もっとも難しいと感じる瞬間は?」と訊ねられ、こう答えている。
「常にメンバーたちの手が回らない部分を補うために努力しなければならないことが難しいと思います」
世界的なアイドルグループのリーダーだけに、その苦労は想像に難くないが、この発言からは、それでも努力して責任を果たしているという”男気”も伝わってくる。
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また、JIMINは、「ラッパーとしての可能性を示しているが、ラップラインに加わりたいという願望はある?」との質問に、はっきりと返答した。
「ありがたいことですが、ラップラインに加わることは、一度も考えたことがありません。かなり不可能なことだと思います」
コンサートなどで時折披露するラップにはファンも大興奮しているが、ラップを本業にするつもりはないようだ。
「ダンスを始めたきっかけは?」と問われたのは、メインダンサーでるJ-HOPEだ。
彼は、「単純に、音楽が好きで、音楽を体で表現することが好きだったので始めたのでしょう」と振り返りながら、こんな経験がきっかけになったと明かしている。
「小学校の頃の合宿で開かれた特技自慢大会の経験が大きいです。その場で音楽の楽しさをバシッと感じた気がします」
特技自慢大会で何を披露したのかまでは語ってはいないが、才能あふれるダンスを披露したと想像するのが自然だろうか。
一方、Vは、「気が小さくて恥ずかしがり屋な人に対して、自信を持たせる方法をアドバイスするとしたら?」と訊かれている。
突拍子もない行動をとることから「変人」と言われることもある彼だが、答えはいたって真摯だった。
「“あらかじめ先のことを心配して、動揺しなくてもいいんだよ”と言ってあげたいです。自信がなくて恥ずかしいからとずっとふさぎ込んでいたら、できることもできなくなると私も学びました。ファイティン!」
ある意味もっとも面白いのは、SUGAとJUNG KOOKに対する質問かもしれない。
これまで様々な髪色を披露してきたシュガは、「一番好きな髪色は?」との質問にあっさりと答えている。
「黒です」
残るJUNG KOOKは、「ツアーの度に大きなバックパックを背負っているが、中には何が入っているの?」と訊かれ、正直にこう答えた。
「ブルートゥーススピーカーを必ず持ち歩いています」
スピーカーの用途が気になるところだが、その点については説明がされなかった。
いずれにせよ、この問答を通じてBTSメンバーたちの一面が見えたのではないだろうか。
ますます人気を高める彼らの動向には、引き続き注目していきたいところだ。
文=サーチコリアニュース編集部
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