日本と同じく韓国でもプロ野球ドラフトは行われるが、今年キウム・ヒーローズから指名を受けたキム・ゴンヒ(18)は、新たな「韓国の大谷翔平」としてプロでの活躍を期待されている。
キム・ゴンヒは前出のカン・ベクホ同様、高校では捕手を主戦場としつつ投手でもプレー。今年は捕手として出場した16試合で打率0.378の1本塁打、投手として出場した9試合で防御率1.29を記録した。
こうした“二刀流”の活躍ぶりに、韓国でも指名直後は「KBO版大谷の誕生か?」「韓国でも投打兼業のチャレンジャーが登場するのか」と大注目。ドラフト当日には大谷と比較する質問も相次いだが、キム・ゴンヒは「正直、大谷のような選手になれるという考えはできなかったが、頑張って努力すればいつかは肩を並べられるかもしれない。誠実に学びたい」と謙遜している。
そのうえで、「大谷は人間性だけでなく、野球に対する誠実な姿勢の面でも最高の選手。僕も大谷のように、野球の実力はもちろん、球場の外でも誠実な選手でありたい。僕が大谷を好きな理由はそこにある」と尊敬の念を示していた。
インスタグラムでもしっかり大谷のアカウントをフォローしているキム・ゴンヒ。“韓国版二刀流”として大成することはできるのか、これからの活躍が楽しみな選手だ。