“Kゾンビ”にもピンキリ?! 愛すべき韓国B級ゾンビ映画たち

2023年01月03日 韓流 #映画
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「人間よりも人間らしいゾンビが来る」というキャッチコピーが付けられた本作の主人公は、チキン屋を営む無能中年男性のヨンチョル。毎日がギリギリの彼はある日、ゾンビに噛まれてゾンビになりかけてしまうのだが、借金取りによって危機に陥る家族のためにゾンビになって奮闘するという物語だ。

本作の感想としては、「思ったより楽しかった」「ゾンビのコミカルな演技が印象的だった」などの好意的な声もあったが、「なんだこの寂しい映画は」「韓国はゾンビを諦めなければならない」といった手厳しい評価も少なくなかった。

『ミスター・ゾンビ』スチールカット

ちなみに韓国で歴代興行収入1位を記録し、観客動員数歴代2位の1626万人を突破した(2019年時点)『エクストリーム・ジョブ』もチキン屋が主な舞台だった。韓国国民にとってフライドチキンが、いかに生活に密着しているかがわかるのではないだろうか。

そして2022年に公開された最新ゾンビ映画が『孝子』(原題、孝行息子という意味)だ。5人の息子のもとに亡くなった母がゾンビとして舞い戻り、生前できなかった親孝行をするという物語。

こちらは前述の2作品と比較すると高評価を得ている。「家族で観てください。感動的」「生きている内に親孝行をしなくてはと思った」「ストーリーも良くて感動的」「観る前はさほど期待していなかったが楽しさと感動がある」などの感想が多く、ホラーというよりもハートフルなゾンビ映画として多くの人に愛された。

『孝子』

しかしゾンビという大衆ウケしない素材のためか、ヒットしたとは言い難い結果に終わっている

このように、近年の韓国ゾンビ隆盛の裏には、先人たちが紡いできたゾンビ史がある。新年1発目の『江南ゾンビ』をはじめ、新たなKゾンビの誕生に期待したい。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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