韓国の小学校で7歳の女子児童を刃物で刺して殺害し、1審・2審ともに無期懲役を言い渡された女教師ミョン・ジェワン(49)が、これに不服として最高裁の判断を求めた。
1月21日、法曹界によると、ミョン・ジェワン側はこの日、裁判所に上告状を提出した。
1審・2審のいずれも死刑を求刑した検察は、現時点ではまだ上告していない。ただし一部では、検察側も上告状を提出する可能性があるとの見方が出ている。現在、この事件の被害者遺族が、検察の上告を望んでいると伝えられているためだ。
ミョン・ジェワンは昨年2月10日午後5時ごろ、自身が勤務していた大田(テジョン)市内の小学校で、放課後に帰宅しようとしていた小学1年生の7歳女子児童キム・ハヌルさんに「本をあげる」と言って視聴覚室に誘い込み、あらかじめ準備していた凶器を振り回して殺害した容疑を受けている。
同氏は犯行の4~5日前、学校で業務用コンピューターを足で蹴って破損させ、同僚教師に暴行を加えた容疑も併せて持たれている。
検察はミョン・ジェワンの犯行について、△家庭不和による疎外感、△性急な復職に対する後悔、△職場への不適応などによって凝縮された怒りを解消するため、自分よりも弱い立場にあるキム・ハヌルさんを残酷に殺害した異常動機犯罪だと結論づけた。
一方、起訴されたミョン・ジェワン側は「(犯行当時)精神科の診療を受けながら判断力が低下し、病理的な状態だった」として、いわゆる「心神耗弱」を主張した。
1審・2審の裁判所はいずれもミョン・ジェワンに無期懲役を言い渡した。心神耗弱の主張を退けた結果である。
2審裁判所は今月16日の判決公判で、「仮に心神耗弱の状態だったとしても、本件の重大性を考えれば刑を減軽する理由にはならない」と指摘していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
■【画像】男子高生44人が女性中学生1人を1年間“犯し続けた”韓国の事件
前へ
次へ