新世界(シンセゲ)グループのイ・ミョンヒ総括会長が所有する漢南洞(ハンナムドン)の自宅が、11年連続で「全国で最も高い家」のタイトルを守った。来年の公示価格は313億ウォン(約33億106万円)を超える見通しだ。
また、23年連続で全国で最も高い土地は、ソウル明洞(ミョンドン)のネイチャーリパブリックの敷地であることがわかった。
12月17日、国土交通部が発表した2026年全国標準住宅・標準地の公示価格によると、過去1年間、公示価格上位の一戸建て住宅10カ所の順位に変動はなかった。10カ所のうち7カ所が龍山区(ヨンサング)の漢南洞(ハンナムドン)や梨泰院洞(イテウォンドン)に位置し、江南区三成洞(サムソンドン)が2カ所、瑞草区方背洞(ソチョグ・パンベドン)が1カ所だった。
今年、全国で公示価格が20億ウォン(約2億1093万円)を超える標準住宅は計916カ所で、このうち96.2%(882カ所)がソウルに集中している。
公示価格上位10位圏の住宅を見ると、イ・ミョンヒ会長所有の一戸建て住宅の来年の公示価格は313億5000万ウォン(約33億634万円)で、今年(297億2000万ウォン=約31億3443万円)より5.5%(16億3000万ウォン=約1億7192万円)上昇し、1位の座を維持した。この住宅は延べ床面積2862平方メートル規模で、2016年に標準一戸建て住宅に編入されて以降、11年連続で全国公示価格1位を保っている。
2位は、DLグループのイ・ヘウク会長が所有する江南区三成洞の住宅(延べ床面積2617平方メートル)だった。来年の公示価格は203億ウォン(約21億4111万円)で、今年(192億1000万ウォン=約20億2614万円)より5.7%(10億9000万ウォン=約1億1496万円)上昇した。
3位は、三星グループのホアム財団が保有し、龍山区梨泰院洞に位置する三星グループの迎賓館「承志院(スンジウォン)」(延べ床面積610平方メートル)だった。承志院の来年の公示価格は190億ウォン(約20億523万円)で、今年(179億ウォン=約18億8914万円)より6.1%上昇した。
4位は、アモーレパシフィックのソ・ギョンベ会長が所有する龍山区梨泰院洞所在の一戸建て住宅(延べ床面積1185平方メートル)が183億8000万ウォン(約19億3876万円)となり、今年(174億1000万ウォン=約18億3644万円)比5.6%上昇して4位となった。
標準地では、ソウル中区忠武路1街(チュング・チュンムロイルガ)にあるネイチャーリパブリックの敷地(169.3平方メートル)の来年の公示地価が、1平方メートル当たり1億8840万ウォン(約1987万円)で最も高かった。今年(1億8050万ウォン=約1904万円)より4.4%上昇し、2004年から23年間、全国1位の座を守っている。
新型コロナウイルスのパンデミックの影響で2年連続で下落していた同地の公示地価は、昨年に反転した後、上昇傾向を続けている。
明洞2街(ミョンドンイガ)にあるウリィ銀行敷地(392.4平方メートル)の来年の公示地価は、1平方メートル当たり1億8760万ウォン(約1979万円)で、今年(1億7940万ウォン=約1892万円)より4.6%高くなり、全国の地価2位を記録した。
今年と同様に、標準地の公示価格1~8位はすべて忠武路・明洞所在の土地だった。
(記事提供=時事ジャーナル)
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