韓国では人間よりペットのベビーカーが売れる…出生率低下が招いた悲劇

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出生率の低下が深刻な韓国。その悲惨な状況によって、予想以上の結果が現れてしまった。

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韓国統計庁によると、女性1人が生涯産むと予想される平均出生児数である合計出生率が、2000年は1.48人、2010年は1.23人、2020年は0.84人、そして2022年は0.78人と、年を追うごとに下方曲線を描いていることがわかった。

また、統計庁は中位推計基準による合計出産率が2023年は0.72人に下がり、2024年には0.68人にまで落ちると推測している。

具体的な数字を見ても、出生率の低下は顕著だ。

出生児の数は2000年が64万人だったのに対し、2010年は47万人、2020年は27万人で、2022年は25万人にまで減少しているのだ。

出生率低下の一方、増加傾向にあるのがペットの飼育世帯だ。韓国では現在、25.4%がペットを飼っているというデータもある。

このような出生率低下とペットブームが合わさった結果、韓国の2023年第1~第3四半期において、ペット用ベビーカーの販売量が史上初めて幼児用ベビーカーを超えてしまった。

写真はイメージ
写真はイメージ(写真=写真AC)

Gマートによると、ペット用ベビーカーの販売割合は2021年は33%、2022年は36%と小幅の上昇となっていたが、2023年の第1~第3四半期には57%にまで急上昇したという。

一方、幼児用ベビーカーは2021年が67%、2022年が64%だった一方、2023年は43%まで急落した。

この結果には韓国ネット民も驚きを隠せず、「人口減少が深刻なのに…」「学校は廃校し、小児科も潰れるが、ペット事業は日に日に増大している」「人より犬が優先される“犬”韓民国になるのか?など、多くのコメントが寄せられていた。

日本以上に少子化問題に苦しむ韓国。先の見えない問題に解決策はあるのだろうか…。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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