日本の考古学者で、大阪府立狭山池博物館の名誉館長を務める工楽善通(85)氏が、韓国の国立中央博物館に書籍2600冊を寄贈した。
11月21日、韓国の国立中央博物館は、工楽善通氏から日本の考古学および歴史学の書籍2600冊を寄贈されたと発表した。
これにより工楽善通氏が寄贈した書籍は、2004年に寄贈された1万2000冊余りを含め、計1万4600冊となった。
今回追加で寄贈された書籍は、日本の考古学および歴史学を中心とする単行本や発掘調査報告書約1900冊、学術誌などの連続刊行物約700冊だ。1万4600冊に上る工楽善通氏からの寄贈書籍は、国立中央博物館が寄贈を受けた書籍の中で最も多い。
工楽善通氏は生涯にわたり考古学者として活動し、韓国の考古学界と交流を続けてきた。書籍の寄贈は、両国の友好促進の観点からも非常に意義深い。彼はその功績を認められ、2005年に韓国政府から国民褒章を受けた。
国立中央博物館のキム・ジェホン館長は「工楽館長の寄贈書籍は今後、韓国の考古学研究の発展に寄与し、関心を持つ一般の方々にも大いに役立つだろう」と述べた。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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