「惨事がまた起きる」ソウル雑踏事故に“便乗”した垂れ幕に韓国中から批判殺到

2022年11月14日 政治 #事件・事故
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外壁に掲げられた垂れ幕は遺影写真のようなフレームのデザインが施され、白地に黒色の字で次のように書かれていた。

「梨泰院惨事事故、銀馬でまた起きる」

その下には、赤に白抜きで「現代グループは肝に銘じろ」、黒に白抜きで「GTX-C銀馬貫通決死反対」と書かれている。

(写真=オンラインコミュニティ)

これは、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)と楊州(ヤンジュ)を結ぶ首都圏広域急行鉄道として工事中の「GTX-C」が、路線の途中で銀馬アパートの地下を通過する可能性があることに対し、銀馬アパート側が鉄道工事の施工会社である現代建設に抗議する意味で掲示したという。

当該の垂れ幕は各種オンラインコミュニティを通じて拡散されたが、ネット上では建設反対のために梨泰院事件を言及することは不適切と批判する声が相次いだ。

実際、写真を見たネット民からは「常識がなさすぎる」「自分たちの利益しか考えていない醜い人間だ」「古いアパートの地下にトンネル突き抜けるというから不安なのは理解できるけど、この主張はおかしい」と指摘した。

住民もやはり該当の内容に抗議したことで、垂れ幕は掲示からわずか2時間で撤去されることになった。多くの犠牲者を出した悲惨な事故を利用した主張はさすがに自粛すべきだろう。

(文=サーチコリア編集部)

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