雇用労働部が主導する職業訓練国費支援制度「ネイル・ペウム・カード(明日学びカード)」は、300万ウォン(日本円=約30万円)から最大500万ウォン(約50万円)の限度内で、訓練費の45~85%に相当する支援を受けることができる。
「ネイル・ペウム・カード年齢別発給現況」の資料によると、昨年のネイル・ペウム・カードの新規発行者数は111万8176人であることがわかった。
このうち、60歳以上の新規発給者数は12万6448人で、前年度の10万9573人から15.4%増加したことがわかった。2020年の6万1099人からでは2倍以上になっている。
また、40代と50代の新規発給者はそれぞれ22万4917人、21万5621人と、前年比で約6.0%以上の上昇率を見せた。
こうした状況になったのは、韓国の高齢者貧困率と雇用率がそれぞれ43.4%、34.9%(2021年基準)とOECD国家内1位の不名誉を抱えた結果だ。そのため、韓国は「死ぬまで働かなければならない国」と揶揄される事態にもなっている。
この調査結果に対し、韓国国内では「死ぬまで働かなければならない。それでも、生活は楽にならない」「ゴールが見えない」など、嘆きの声が目立っていた。
多くの人が「老後は田舎でスローライフ」を叶えられるのはいつになるのだろうか…。
(文=サーチコリアニュース編集部)