韓国が「死ぬまで働かなければならない国」と揶揄されるワケ…急増する高齢者のとある傾向とは?

2023年09月19日 政治
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雇用労働部が主導する職業訓練国費支援制度「ネイル・ペウム・カード(明日学びカード)」は、300万ウォン(日本円=約30万円)から最大500万ウォン(約50万円)の限度内で、訓練費の45~85%に相当する支援を受けることができる。

「ネイル・ペウム・カード年齢別発給現況」の資料によると、昨年のネイル・ペウム・カードの新規発行者数は111万8176人であることがわかった。

このうち、60歳以上の新規発給者数は12万6448人で、前年度の10万9573人から15.4%増加したことがわかった。2020年の6万1099人からでは2倍以上になっている。

また、40代と50代の新規発給者はそれぞれ22万4917人、21万5621人と、前年比で約6.0%以上の上昇率を見せた。

こうした状況になったのは、韓国の高齢者貧困率と雇用率がそれぞれ43.4%、34.9%(2021年基準)とOECD国家内1位の不名誉を抱えた結果だ。そのため、韓国は「死ぬまで働かなければならない国」と揶揄される事態にもなっている。

写真はイメージであり本文とは関係ありません(写真=サーチコリアニュース編集部)

この調査結果に対し、韓国国内では「死ぬまで働かなければならない。それでも、生活は楽にならない」「ゴールが見えない」など、嘆きの声が目立っていた。

多くの人が「老後は田舎でスローライフ」を叶えられるのはいつになるのだろうか…。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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