「そこに行くお金があるなら日本に行く」韓国最大のリゾート地・済州島、“韓国人離れ”が深刻化

2025年01月11日 国際 #観光客
このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国でも有数のリゾート地として知られる済州島。大自然に囲まれた雄大な風景は、国内外問わず多くの人に支持されてきた。

【注目】日本で一番「お金」を使わない韓国人観光客

済州島観光協会によると、2024年に済州島を訪問した観光客数は1378万3911人(暫定)と集計された。これによって、2022年(1388万9502人)、2023年(1337万529人)に続き、3年連続で1300万人を超えた。

一方で、済州島を訪れた観光客は、86%が国内の旅行者だが、2023年の1268万1999人より6.4%減少し、1187万6303人にとどまった。

減った国内旅行者の空白は、外国人観光客が埋めている。前年(70万7502人)よりも169.6%も増加した190万7608人が昨年済州島を訪れている。

済州島
(写真=photoAC)済州島

ただ、外国人観光客が増えるのはいいことばかりではない。治安の悪化や観光客目当ての物価上昇は、自国の旅行者にとって受け入れがたい問題となっているようだ。

実際に、韓国人観光客の間では「済州島に行くお金があるなら日本に行く」という言葉が広がっているとのこと。旅行リサーチ専門機関コンシューマインサイトが昨年7月にアンケート調査を行い、「済州島に行くなら日本に行く」という言葉について尋ねたのだが、回答者の70%が共感を示したそうだ。

こうした結果に韓国内では「済州島は中国人が多すぎるのが嫌」「いずれ済州島は中国のものとか言い出しかねない」など、不満を吐露する人も多い。

韓国が誇る最高のバカンス地である済州島。しかし、外国人観光客の増加が本国の人々の足を遠ざける要因となっているのは、なんとも皮肉な結果だ。

観光客は要注意…韓国で財布を“わざと”落とす中年女性が話題、その正体は?

日本を「地獄」と叩いた韓国歌手、日本公演へ…その“二枚舌”を意外な人物が痛烈批判

「もう来るなと?」京都の“宿泊税”が最大10倍へ…世界一の日本旅行好き、韓国が注目

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research