韓国の次期大統領候補として注目を集めている最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、旧正月の連休に合わせてメッセージを発表した。
【注目】「絶対に投票したくない候補」でも1位…李在明の光と影
1月28日、李代表は自身のフェイスブックに投稿した文章で、「現在、大韓民国に生きる私たちは、例を見ない歴史的な岐路の真っ只中に立っている」と伝えた。
続けて「重要な岐路において、私たちが苦難を乗り越え、最終的に大韓民国の潜在力を世界に示すことになると確信している」と強調し、「偉大な国民が、私たちが目指す『より良い世界』の姿をすでに示してくださったからだ」と述べた。
また、「異なる色の応援棒が快活な大合唱となり、一つに溶け合って歴史の退行を防いだ」と述べ、「私たちの国民はその輝かしい光で内乱の闇を追い払い、古代の中に眠る『アゴラ(自由に討論する広場)』を目覚めさせるだろう」と自信を示した。
また、「『アゴラ』の復活によって展開される『国民中心の直接民主主義』ルネサンスは、構成員の参加と信頼が必須条件」とし、「私たちは内乱克服の過程で、すでに参加と信頼を確認しつつ、ルネサンスの物語を描き始めている」と意義を付与した。
李代表は「まだ終わりではないため、引き続き緊張を保つべきだ。独裁、反民主、極端主義勢力の反動は最後の瞬間まで続くだろう」としつつも、「闇が深いほど夜明けは近く、山を高く登るほど風は激しいものだ。大韓民国の民主主義は最も困難な時期を迎えているが、新たな世界を目の当たりにするまでの最終段階に差し掛かっている」と期待を寄せた。
そして「新年を目前に、今日の不運を終わらせ、私たち国民がどれだけ偉大であるかを再び発見することになるだろう」とし、「力を合わせて最後の山場を乗り越えよう」と呼びかけた。
一時ほどではないが、李在明代表は現在も次期大統領候補として、“独走状態”にあるといっても過言ではない。
韓国KBSが韓国リサーチに依頼し、1月24~26日に全国18歳以上の1000人を対象に実施した世論調査(標本誤差は95%の信頼水準で±3.1ポイント)によると、次期大統領候補に関する質問に対し、回答者の35%が李代表を挙げた。
2位のキム・ムンス雇用労働部長官が14%、3位の「国民の力」ハン・ドンフン前代表が7%であることを踏まえると、李代表はダブルスコアの支持を得ていることになる。
今回のメッセージで「最終段階に差し掛かっている」と表現した通り、李代表がこのまま尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を罷免させ、大統領選挙で勝利を収めることができるのか、注目が集まっている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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