日本では煽り運転や飲酒運転など交通ルールの取り締まりは厳格化しているが、いまだに違反者は後を絶たない。それは、お隣・韓国も同様だ。
【注目】韓国ドライバーの“報復運転”が多発!! 彼らがブチ切れる些細な理由とは
5月29日、サムスン交通安全文化研究所は、過去4年間(2018~2021年)の飲酒運転関連の取り締まり件数、事故件数、運転免許取消者の現状などを分析した「飲酒運転再犯実態および飲酒始動長金装置導入の必要性」報告書を発表した。
同報告書によると、2019~2021年に飲酒運転で免許が取り消された人は25万7217人にも上り、すべての違反で免許取消になった者(66万8704人)のうち38.5%を占めた。
飲酒運転摘発件数および交通事故件数は減少傾向を示したが、飲酒運転免許取消者のうち飲酒運転再犯者(2回以上)は、2018年4.2%、2019年4.3%、2020年4.5%、2021年4.7%と、まったく減少していない。
韓国道路交通法では、血中アルコール濃度が0.03%以上の状態で運転することを禁止しており、飲酒運転摘発時の処罰は血中アルコール濃度レベルによって分けられる。
血中アルコール濃度0.03~0.08%の水準は懲役1年以下または500万ウォン(約50万円)以下の罰金刑になり、血中アルコール濃度0.08~0.2%のレベルは懲役1~2年または罰金500万ウォンから1000万ウォン(約100蔓延)、血中アルコール濃度0.2%以上は懲役2~5年または罰金100万~2000万ウォン(約200万円)の処罰となる。
また、飲酒運転で人命被害が発生した場合、傷害事件では1年以上15年以下の懲役または1000万ウォン以上3000万ウォン(約300万円)以下の罰金、死亡事件の場合、3年以上の懲役刑となっている。
韓国内では再犯率の高さから「罰則が緩い」という声が主流であり、「韓国の飲酒関連処罰はなぜこんなに寛大なのか」「酒について寛大すぎる」「韓国ではやられたほうが損をする」など、現状の対応に不満を残す声が多く上がっている。
飲酒運転は注意力の散漫から事故が起りやすい。ただでさえ、荒い運転の人が多いだけに韓国での夜道は注意が必要だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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